大映4K映画祭,凄い京マチ子の「流転の王妃」

流転の王妃

大映4K映画祭,凄い京マチ子の「流転の王妃」
オススメ度:★★★★☆(4.3)
理由:ラストエンペラーと比べても
見劣りしない作品.よく1こんな作品を960年に,
映画ができたものだと思う.監督の田中絹代の想い.
満州国皇帝愛新覚羅溥儀の弟に嫁いだ日本人女性の
半生を描く.これが自伝に基づいた作品だという
のには驚かされる.

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懐かしいあの80年代が蘇る,旅のあるある「コンパートメントNo.6」

コンパートメントNo.6

オススメ度:★☆☆☆☆(1.4)
理由:正直,この作品の良さが
今ひと分からなかった.
なぜ,多くの章を受賞したんだろうか.
一人旅には有りそうな展開.
そして,イライラ感もよく理解できるが,
それを表現して作品になるとは.
その微妙な感覚が作品にするのが
難しいから良いのかもしれない.

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これは傑作「RRR」

オススメ度:★★★★★(4..6)
理由:これは凄い!様々なモノが詰まっている作品.
エンタメからヒューマンから歴史まで,
まるで玉手箱のように,これでもか…って,
押し寿司のようになっている.

個人的にはクリストファー・ノーランの
インターステラ以来の高評価.

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以心伝心人は誤解を招く「母性」

母性

オススメ度:★★★★☆(4.3)
理由:言わなくても伝わるは無い.
例え言葉を発しても伝わらない.
「キティちゃんのが欲しい」というのと,
「今度はおばあちゃん,キティちゃんを
刺繍して!」というのとは全く違う.
似て非なるものだ.
目に映る見える出来事は
その人のフィルターを通して
見ている事もある.言葉も同様だ.
常に出来事はニュートラルなのだ.

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夢を諦めないその姿勢に幸運がつく思わずほっこり「ミセス・ハリス、パリへ行く」

ハリス

オススメ度:★★★★☆(4.1)
理由:これは単なる水戸黄門作品ではない.
後味もスッキリ.それでいてしっかり
時代背景も大寧に描かれており,
その家政婦であるミセス・ハリスの
人柄や心の動きが見えて,
彼女を応援したくなる.
勇気と希望を貰える作品だ.

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アクションヒロインの誕生「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」

ブラック・パンサー1


オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:急展開の中で,
なかなかの出来栄えだ.
上手く前作から,よくぞ,
なんとかここまで,
つないでくれた.
次回も期待できそうだ.

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親ガチャと真我を考えてしまった「ある男」

ある男1

オススメ度:★★★★☆(4.4)
理由:原作は「マチネの終わりに」の平野啓一郎.
これは骨太作品だ.確かに親ガチャは存在する.
ガチャ玉を変える.なかったことにする.
「どこの馬の骨とも解らない男に娘を嫁がせられるか」
というセリフを思い出す.
差別なのか.過去を消したいのか.
果たして偽りの戸籍というのは,
その生活の全てが嘘なのか.
本心は何処にあるのか.
結局翻弄されて馬鹿を観たのか.
考えさせられることが多い.
見応えのある作品,この脱力感は只事ではない.

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バリ島,楽しみを後回しにしない「チケット・トゥ・パラダイス」

Bali


オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:人のために尽くすこと,
そして行動することが素直すぎて心地良い.
穿った見方をすれば,
現実逃避と言われるかもしれないが,
それでも心地良いから仕方ないのだ.
やはりバリ島は美しい.
そして現地の青年も
その家族も優しい.
そこで恋した素直な娘の気持ち.
その娘は将来有望.弁護士だ.
そんな彼女が突然のバリ島の
青年と結婚?それは只事ではない.
将来約束された弁護士の道.
それを棒に振れるのか.
必死に妨げようとする親心.
両親の奮闘ぶりがとにかく滑稽で笑える.
ちょっぴり泣けて,
そして,ほっこりとさせる
水戸黄門的なラブコメ作品.

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雨音の音響が有名な「花の詩女 ゴティックメード」

画像1

オススメ度:★★★☆☆(3.0)
理由:少女漫画でしかもロボットもの.
こだわりを持っている
永野監督の個性が光る.
今から10年前,
2012年製作の映画で,
メカニック・デザイナーだった
永野護が原作から脚本監督を務める.

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これは凄かった「すずめの戸締まり」

戸締まり1

オススメ度:★★★★(4.8)
理由:今年は2回観たいような作品がなかったが,
ようやく出会うことができた.
これはもう一度観たいと思わせる作品だ.
陽はまた昇る.
どんな辛いことが襲っても,
辛いことは忘れられない.
良い思い出にはならない.
未だうなされることもあろう.
それでも日は昇る.陰と陽は繰り返される.

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