以心伝心人は誤解を招く「母性」

母性

オススメ度:★★★★☆(4.3)
理由:言わなくても伝わるは無い.
例え言葉を発しても伝わらない.
「キティちゃんのが欲しい」というのと,
「今度はおばあちゃん,キティちゃんを
刺繍して!」というのとは全く違う.
似て非なるものだ.
目に映る見える出来事は
その人のフィルターを通して
見ている事もある.言葉も同様だ.
常に出来事はニュートラルなのだ.

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夢を諦めないその姿勢に幸運がつく思わずほっこり「ミセス・ハリス、パリへ行く」

ハリス

オススメ度:★★★★☆(4.1)
理由:これは単なる水戸黄門作品ではない.
後味もスッキリ.それでいてしっかり
時代背景も大寧に描かれており,
その家政婦であるミセス・ハリスの
人柄や心の動きが見えて,
彼女を応援したくなる.
勇気と希望を貰える作品だ.

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アクションヒロインの誕生「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」

ブラック・パンサー1


オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:急展開の中で,
なかなかの出来栄えだ.
上手く前作から,よくぞ,
なんとかここまで,
つないでくれた.
次回も期待できそうだ.

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親ガチャと真我を考えてしまった「ある男」

ある男1

オススメ度:★★★★☆(4.4)
理由:原作は「マチネの終わりに」の平野啓一郎.
これは骨太作品だ.確かに親ガチャは存在する.
ガチャ玉を変える.なかったことにする.
「どこの馬の骨とも解らない男に娘を嫁がせられるか」
というセリフを思い出す.
差別なのか.過去を消したいのか.
果たして偽りの戸籍というのは,
その生活の全てが嘘なのか.
本心は何処にあるのか.
結局翻弄されて馬鹿を観たのか.
考えさせられることが多い.
見応えのある作品,この脱力感は只事ではない.

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バリ島,楽しみを後回しにしない「チケット・トゥ・パラダイス」

Bali


オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:人のために尽くすこと,
そして行動することが素直すぎて心地良い.
穿った見方をすれば,
現実逃避と言われるかもしれないが,
それでも心地良いから仕方ないのだ.
やはりバリ島は美しい.
そして現地の青年も
その家族も優しい.
そこで恋した素直な娘の気持ち.
その娘は将来有望.弁護士だ.
そんな彼女が突然のバリ島の
青年と結婚?それは只事ではない.
将来約束された弁護士の道.
それを棒に振れるのか.
必死に妨げようとする親心.
両親の奮闘ぶりがとにかく滑稽で笑える.
ちょっぴり泣けて,
そして,ほっこりとさせる
水戸黄門的なラブコメ作品.

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雨音の音響が有名な「花の詩女 ゴティックメード」

画像1

オススメ度:★★★☆☆(3.0)
理由:少女漫画でしかもロボットもの.
こだわりを持っている
永野監督の個性が光る.
今から10年前,
2012年製作の映画で,
メカニック・デザイナーだった
永野護が原作から脚本監督を務める.

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これは凄かった「すずめの戸締まり」

戸締まり1

オススメ度:★★★★(4.8)
理由:今年は2回観たいような作品がなかったが,
ようやく出会うことができた.
これはもう一度観たいと思わせる作品だ.
陽はまた昇る.
どんな辛いことが襲っても,
辛いことは忘れられない.
良い思い出にはならない.
未だうなされることもあろう.
それでも日は昇る.陰と陽は繰り返される.

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迫力あるDOLBY CINEMA版で鑑賞『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』

RPG

オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:これは面白い.
RPGのなろう系でありながら,
これだけのリアルな脚本.
やられました.
確かに『ソードアート・オンライン』
(Sword Art Online)は
全世界に通じるアニメだ.
それだけに,劇場版も
それなりに迫力があり,良かった.

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勧善懲悪,スカッと爽やか「クリーン ある殺し屋の献身」

クリーン

オススメ度:★★★★☆(3.5)
理由:わかりやすい勧善懲悪の水戸黄門的アクション映画.
これは掘り出し物だ.
ミニシアターで鑑賞.
イコライザー,ファブルなど,
主人公のクリーンは普段は
一般人を装っているが実は元殺し屋.
クリーンは普段は街の清掃員.
廃品や廃屋の修理・ジャンク品を
探すのを愉しみにしている.
そんな彼の元,
すでに引退してせっかく
静かに暮らしているのに,
マフィアのボスに恨みを買い,
少女を守るために戦う.

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サン・セバスティアン国際映画祭最優秀監督賞の「百花」

百花

オススメ度:★★★☆☆(3.8)
理由:骨太作品.アンソニー・ホプキンスの『ファーザー』
では認知症本人に焦点を当てた作品に対して,
本作は認知症本人の視点よりも
認知症の母親と息子の葛藤を描いた作品だ.
短期記憶のタイムスタンプが
混濁する認知症.本人に自覚はないという.
記憶が無くなるというのは本当に悲しいこと.
本作は切ないが,単にそれだけではない.
その母の過去の行動に
下からフツフツと込み上げてくる憎しみ.
でも母の気持ちもわかる.
母を捨て女性を選択する「好きを我慢しない」とは
本当に実行には信念が必要なのだ.
男の元に飛び込みたい気持ちはわかる.
意味はわかるが,
それでも子どもを捨ててまで,
息子を捨ててまでそうすることか,
そこまでさせるものは何なのか.
わかるけど,わかるけど,それが切ない.
当然息子はそれがトラウマとなり,
その記憶が鮮やかに蘇るトリガを発見し嘔吐する.

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