泣けた!カルキン君、ホイットニーやマリア・カラスと重なった「ジュディ 虹の彼方に」

ジュディ

オススメ度:★★★★☆(3.8)
理由:伝記映画そのまま、その人の丸っと人生だ。
アル中と薬物中毒で舞台裏はボロボロ。
舞台に立つこと、怖さや苦しさ、
でも拍手喝采を浴びた時の快感。
それが忘れられない。
矛盾の中で生きている。

本人が亡くなる半年前のロンドン
長期公演の日々。
40代後半で亡くなったジュディ・ガーランド。
演じたのはレネー・ゼルウィガー。
全ての歌唱シーンが吹き替えなし。
そりゃアカデミー賞になるはずだ。
ジュディといえば、
「オズの魔法使い」の子役で一躍スターに。
なんだか、
ホームアローンのマコーレー・カルキンといい、
必ずしも幼いころの成功が
大人になっても続くとは限らない。

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トンデモナイ悪に憧れる気持ち…わかる気がする「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

オススメ度:★★★☆☆(3.5)
理由:これぞエンタメ。
とにかく面白い。
水戸黄門的な勧善懲悪で
スッキリする作品。

とにかくいい、ハーレイ・クイン。
私は共感を覚える。あのノーテンキな振る舞い。
一度壊れると自由奔放になるのか。
解放されるのか。父親のこと。
心理学を学んだこと。
彼女の元々の姿を知りたくなる。

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医療の現実・看取るターミナル・ケアのあり方を考えさせられる作品「山中静夫氏の尊厳死」

山中静夫氏の尊厳死

作は現役医師の南木佳士氏の
同名小説の作品である。

命の儚さと、
その逆に生命の尊さ。
重さを感じざるを得ない。

それぞれの人にとっての尊厳死。
だから、個人の山中静夫氏の死に方に
意味がある。
死ぬことができるのは、
山中静夫氏だけなのだ。

個人の意見を尊重する。
個性があるように死に方も
まさに生き方なんだから。

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夏至祭「ミッドサマー」それは紛れもなくお祭りなんかじゃない!儀式の始まりだ!

ミッドサマー1

オススメ度:★★★☆☆(3.8)
理由:これは祭典ではない。
閉ざされた世界に
新しい流れを入れる紛れもない90年に
一度の「祝祭」なんだ。
ホラーではあるが、その恐怖というのが
表面的ではない。心底ぞっーとする。
だから逆に、そんなに怖くはない。
異次元の世界が味わえます。

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見事にシリア内戦「アレッポの戦い」の酷さが描かれたドキュメンタリー作品!

「娘は戦場で生まれた」
この作品は2012年から2016年の
4年間にも及ぶ戦闘だ。

アレッポでの出来事を
結婚して2児の母となった
ワアド・アル=カデブ自身が
つぶさに記録したものだ。

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とってもナンセンスな展開だ、それでも、ほっこりする暖かさがたまらない「一度死んでみた」

一度死んでみた

オススメ度:★★☆☆☆(2.8)
理由:ふと気を抜きたい。
そんな時には良い作品です。
一日中、張り詰めた時間の中にいると、
非日常になりたくなる。
テーマやコンセプトなんて、どうでもいい。
そんな思いで、観る作品ですね。
意外にも面白かった!!
ちょうど、そうそう、藤山寛美…。
そんな人情をこの作品に感じるのだ。

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台湾とモトーラの魅力を味わうことができるインディーズ作品「恋恋豆花」

恋恋豆花1

オススメ度:★★☆☆☆(2.8)
理由:中身がないからこそいい作品もある。
構えて観なくても、ほのぼのと観る作品があっても
良いかと思う。そんな作品に出会えた気がします。
毎日が目まぐるしく、
疲れた人にはピッタリの作品です。

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あの3.11 福島第一の事故で奮闘した現場BTG室の切迫感。Fukushima 50

F1_1

オススメ度:★★★☆☆
理由:本作品は個人の捉え方でさまざまかと
思います。
今更観たくないという方もみえるかと思う。
あるいは、確かに見方によっては
福島原発事故を美化しているとか、
歪曲しているとかいった見方もあるかも
知れません。
それでも、内容は、
ほぼNHK放映のドキュメンタリーと
一致している。
客観的に物事を捉えるなら、
NHKドキュメンタリーで
良いかも知れません。

そうではなくて、人としてどうか。
現場の人としてどうか?
という捉え方なんだと思う。
作品を自身で観て感じ取ることが
大事かと思います。
是非劇場で御覧ください。

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それは本物なのか贋作なのか。「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」

ラスト・ディール(1)

オススメ度:★★★☆☆
理由:絵画を通してその風景。建物。
フィンランド作品だからこそだ。
ヘルシンキやストックホルムの街並み。
北欧に詳しい方、絵画に精通している方にはオススメ。
特にラストシーンが後悔の念と
何ともいえない暖かな気持ちとで、
胸を打ちます。

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神さまと、そして前夫と約束した…聖地ラサへの巡礼。「巡礼の約束」

巡礼の約束

オススメ度:★★★☆☆
理由:好きな人への思い。叶うことのなかった夢。
それは聖地ラサへの巡礼。親子。嫉妬。
様々な心の動き・変化が見事に表されていて、
思わず泣けた。登場人物は少ない。それだけに思いが募る。
人間関係の一面を垣間見る作品。胸に刺さるものがある。
シンプルでありながら見応えのある作品でした。

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