「戦争と人間 第一部 運命の序曲」観ました

3部作

戦争スペクタクル大河巨編全三部作が8月3週連続名演小劇場で上映されます。「戦争と人間」第一部 運命の序曲、第二部 愛と悲しみの山河、第三部 完結篇の全三部作。この作品は五味川純平の原作「戦争と人間」の映画化です。そのうち第1部を観ました。1970年の作品です。ちなみに2部は71年、3部は73年です。ちょうど日活が斜陽になっていく時代です。大河巨編だけに上映時間が半端なく長い。1部は197分、2部は179分、3部は187分…。全作あわせて9時間23分。一部の出演者は芦田伸介、浅丘ルリ子、高橋英樹、加藤剛、石原裕次郎、三國連太郎…豪華キャストです。

(五味川純平の作品に惚れました。いっそ『人間の條件』も上映してくれないかなぁ。)

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ねえアラジン、 この世には多分「魔法のランプ」も「空飛ぶ絨毯」はないと、私は思う


人は誘惑に負けそうになる、そして弱気にもなる、それもすべて自分なんだ。
否定すると病気になる。
素直な心は持っていてはいるが、貧しくスリが得意な青年アラジン。真っ直ぐな王女のジャスミン。
若いのに、それでいてしっかりとした芯のある女性。
でも当時は、女性は政(まつりごと)に口を挟まず、
良縁に恵まれて結婚することを善しとする時代だった。
日本も例外ではなかったのだ。それはロボットも日本も…

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「風をつかまえた少年」観ました

風

世界的なベストセラーの映画化です。実話を元にしたノンフィクションが作品となったものです。貧しく学費すら払うことができなかった、わずか14歳少年が独学で、なんと風力発電でポンプを動かし、井戸から水を汲み上げて畑に散水するといったシステムを作った。そして干ばつによる飢饉から村を救ったという。その少年の努力が凄い。エンディングで実在の家族画像も紹介され、その懸命な努力、その努力に心打たれる作品です。

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「マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ」観ました

ポスター

1958年 絶世の歌姫、絶頂期のパリ・デビューの リマスター音声、完全版が映画館で観られるチャンスに恵まれました。
思わず気がつくと涙が溢れていました。そして鳥肌が立ちました。特に作品後半の部分です。歌劇プッチーニの『トスカ』。凄い歌唱力。そして演技力。20世紀最大のオペラ歌手といわれているマリア・カラス。1958年の巴里のオペラ座。第二幕。こんな貴重な作品が映画館で鑑賞できたことに感謝・感謝。

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「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」観ました

スパイダーマン

次回、来年にも続編が封切りするようですね。エンタメ映画。何も考えず無心で観られる映画もたまには良いと思います。マーベル・コミック映画は勧善懲悪で押し売りとの批判もありますが、ニュートラルな立場で本関連作品を観ると、沢山の話がそれなりに重なってできており、一つ一つの作品にもテーマもある。一概にすべてNGということでは、ないように思います。確かに”STAR WARS”に比べてしまうと劣後している部分もあるかも知れません。

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苫小牧に着ました

雲

セントレア7:25発で新千歳空港9:10着。はじめてのAir Asiaを体験。ここから車でわずか15分足らずで苫小牧。まずはお腹が空いたので、さっそく食べましょう!ということに。そこで案内されたのが、「マルトマ食堂」です。ここは結構有名な食堂らしい。しかし、残念ながら日曜日はお休みでした。ここの食堂で特に有名なのは「マルトマ丼」あるいは「ホッキカレー」か「ホッキ丼」らしい。この食堂だけではなく、苫小牧で有名なのがホッキ貝だと言う。特にカレーがホッキ貝の出汁が効いてて絶品だと聞きました。今回はあやかることが出来ずに残念でした。

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「アルキメデスの大戦」観ました

アルキメデスの大戦

あの名作「ドラゴン桜」の三田紀房が「ヤングマガジン」(講談社)に連載した作品がこの「アルキメデスの大戦」。16巻からなるこれまた壮大な作品です。これを僅か2時間足らずで映画化にするのはちょっと無理があるように思えますが、話の一部を切り取って作品化。エンタメとして見る作品としては良かったと思います。一部だけ切り取っただけでこんなに凄いんだ。16巻を一気に読み切るともっと凄いことになるような、そんな予感がします。読みたくなりました。

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「三体」一気に読みました

三体

この作品は今年4月、中国に帰国した地元の大学の留学生から教えてもらいました。さっそく読みました。スケールの大きさ、そして壮大な内容に、この構成の素晴らしさ。驚きました。昔むかし、小松左京や筒井康隆の小説を読みふけった若い頃を思い出します。新鮮な気持ちになりました。だからこそ一気読みできたのかも知れませんね。

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「よこがお」観ました

よこがお(1)

筒井真理子が主演を務めた映画で、とても迫力のある作品でした。なるほど、「無実の加害者」とはそういうことか。これだけバッシングを受けると、人格まで変わってしまう。潜在意識が顔をだすはずです。題名の「よこがお」というのは、人は横顔が見えている間は、反対側の顔は見えない。反対の横顔は見ることができないんだ。どんな善人でも、こうした状況の元では、人が変わる。まさに人とは二面性を持つということなんだ。人に焦点を当てた作品というのは実に登場人物も少ないのが特徴だ。でも中身が濃い。これぞ映画の醍醐味。2つの全く異なる二重人格、さらに時間軸を現在と過去、何故今がここになるのか、過去を紐解きながら、時間と空間をずらしながら観客に見せていく。脚本も素晴らしい。複雑な状況があらすじとか前フリなしでズンズン頭に入ってくるのだ。
全うな市民の市子を演じる筒井真理子が、人格が変わりリサへと変身していく。その演技に圧倒される。

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