医療のプロ、看護師。
でも最初はだれもが素人なんだ。
注射器、カテーテルの挿入、
血圧を測ること。そして半身不随の車椅子への移乗。
たくさんの実技。患者も人、看護師も人。
お互いに一番納得のいく看護とは何のか。
タイトルから、凄く期待したんだけど、
そこはあくまで
ドキュメンタリー作品なので要注意です。
パリ郊外の看護学校で学ぶ、
40人の150日間のドキュメンタリー作品。
フランスなので人種多種多様。
出身も年齢・環境。性別も。
そんな初心者マークの彼ら。
失敗しながら生きていく姿。
健気です。新鮮な気分になる。
志をもって頑張っている姿には、
こちらが勇気を貰える。
私も入院生活で看護師を
目指す実習生たちには大変お世話になった。
バックラッシュしてしまう。
辛いことも楽しいこともこと。
いろいろなことを思い出した。
自分が辛いからこそ、
寄り添ってくれる看護師さん、そして実習生。
身近な存在。ついつい甘え、頼ってしまうんだよね。
そんな姿も作品に出ていて、
ついつい思い出しました。
まさに実験台は患者。
実践を積んで学ぶしか無い。
患者が不安な顔をするのが
とても印象的履修座学・授業、現場の実習・配属。
その後に実習のフィードバック
カウンセリングのような面接があるのは知りませんでした。
日本の看護学校でもあるのかな。
人と接する仕事が主体だけに
心が不安定になるんだろうね
リアルな人間関係だからこそ悩むこともあるんだ。
その悩みを真剣に聴く。
自分と向き合いその話をいっぱい聞いてくれる人。
相談相手。自己開示。カウンセリングって大切だ。
マンツーマンでじっくり。
言葉に詰まれば、優しい眼差しで待つ。言葉を探す。
同じ時間でありながら、別の時間だ。
時間というのは使い方次第だと痛感する。
ただ、ドキュメンタリーだからこそ、
その後の立派な姿を期待したんですが、
看護学生の姿を描き続けて終わってしまうのに、
少しゴール感がないような作品に見えました。
ドキュメンタリーだけに、
私にはちょっと退屈だったかな。
途中は、粛々と進む展開で、
ちょっと寝てしまった。
先生の講義の場面。
その一言一言には重みがあるんだろうけど、
しっかりウォッチしていないと聞き漏らしてしまう。
オススメ度:★★☆☆☆
理由:命を扱う仕事というのは、本当は重いんだ。
日常に流されることもあるかも知れない。
死生観を看護学生が語るシーンもあるから、
人の死と多く接する仕事に就いている方にはオススメ。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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