「クレイジー・フォー・マウンテン」(Crazy for Mountain)観ました

Crazy forMountain山岳に関する2017年オーストラリアのドキュメンタリー映画。
憧れの、そして象徴の山。美しい風景。人を寄せ付けない神々は棲んでいると感じる張り詰めた空気感。前々からどうしても観たいと思ってました。
7月下旬に封切られることを4月頃に知り、ようやく観ることができました。
危険と背中合わせではあるが、それが神に近づける一歩、素晴らしい世界。世界観。
人生観。新田次郎の「剣岳」の世界。井上靖の「氷壁」の世界。
昔は、事実に勝る真実はない。ドキュメンタリーこそ真髄として、よく観てました。
だから、春先から愉しみにしていた。

懐かしいネパール、エヴェレスト、シェルパ、ベースキャンプ。神々の棲む山…。
美しい映像。

ところがです。
ここ数ヶ月。
あまり事実を淡々と捉えるドキュメンタリー映画にワクワクが感じられなくなったのだ。
それよりも、人の心を感情を揺さぶる、あるいは揺さぶられるものに魅力を感じるようになってきた。

事実よりも真実を知りたい。その心を知りたい。人のこころの動き。そちらに興味が写ってきた。だから悲しいかな、以前のような新鮮な気持ちが生まれなくなってきた。

人は深化する生き物かも知れない。
そんなことを感じならエンドロールを観ていたら、これも不思議なことになぜか訳も分からず涙が走った。
不思議な体験をした。
そういう意味では、やはり山は特別な存在かも知れない。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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