『億男』観ました。

億男映画プロデューサーでもあり、小説家でもある川村元気さんの映画化。

弟の借金3000万円を肩代わりしたことで、妻、万左子演ずる黒木華とは別居。
家族がバラバラになってしまった佐藤健が演じる大野一男。
その借金返済のために昼は図書館司書として、そして夜はパン工場でバイト二重生活を送る日々。ある日別居中の愛娘とのデート中に、町内の福引で宝くじを手にする。その宝くじが見事、3億円1等が当選し、一瞬にして億万長者。これで借金返済も叶うはずだった。

宝くじで大金を手にした人は、だいたい悲惨な人生を歩むことが多い。そう知った一男。

そこで、不安になった一男は学生時代の落研の友人、高橋一生が演じる九十九に十数年振りに逢い、自身の身の上話を相談する。

ところが…
酔って目を覚ますと、友人の九十九と3億円が消えた…。

一瞬にして大金が手に入ると人は一体どういった心境になるのだろうか。借金を返せばそれで、元の生活に戻るんだろうか。「ボロは着てても心は錦♪」本当だろうか。お金がないと心も荒んでいくものなのだろうか。一度壊れた家族や愛は、元に戻らないのだろうか。真の友とはどんな友何だろうか。

最初に手にしたお金。
初任給が入って最初に買ったもの。
愛する人に、お世話になった人にギフトしたものは何だったんだろうか。

いろいろ考えさせられる映画でした。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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