「ハンターキラー 潜航せよ」観ました

ハンターキラー

この作品、勧善懲悪、水戸黄門的映画。スカッと爽やか「爽快感」が残ります。ただ、潜水艦ものの映画では、ちょっとありきたりなアクションシーンだと思いました。そう思いつつも、それなりに楽しめました。

潜水艦艦長のジョー・グラス演じるジェラルド・バトラー。彼が主演を務めた作品としては、私が印象に残っているのは、昨年の「ジオストーム」。確かにそっちの方が派手なアクション、しかも迫力があって楽しめたような気がします。とはいえ、今回の作品は潜水艦の内部もリアルで、「それは、ありえんでしよー」と言った内容さえ目をつむれば十二分に楽しめます。
エンドロールで紹介があったので、「あー、そうなんだ」って思いました。ロシア潜水艦艦長のセルゲイ・アンドロポフ演じるミカエル・ニクヴィストは、56歳という若さで「肺がん」で亡くなったようです。この作品が彼にとっての遺作となったんですね。
それにしても、このストーリー、ロシアで発生したクーデター。それにより米露は一発触発。全面戦争に突入する、まさに、その時、反乱軍によって身柄を拘束されてたロシア大統領を何とまあ、米国が特殊部隊と潜水艦で救出する、という、とんでもないストーリー。(笑) 全面戦争になることは絶対に避けたい、避けなければならない。確かにそうではあるが、それでも…。ロシア側から何の要請もないまま、領空侵犯。そして潜入してしまうという無茶振り。
また、反乱軍の兵士達。特殊部隊が潜入したなら、もう少し…賢くないと…。というか、もっと徹底的に捜索しないといけないハズのところをちょっと手を抜き過ぎ、反乱軍。
ロシア大統領の奪還もちょっと無理がありそうな展開。

確かに、
ロシア 反乱軍との交戦状況や、米国原潜が敵のフィヨルドの天然要塞と化した海中に仕掛けられた機雷を避けながら運航していくシーンなど。それなりに握力もあり楽しめる作品でした。

ありきたりなアクションシーンだとは言いましたが、そんな中でもやはり、私が特に惹かれたのは、グラス船長の人柄。グラス艦長が兵学校卒ではなくて、ノン・キャリアという設定であり、規則よりも人間力を重視することを信条としている点です。

最初は、そんな艦長に反感を抱いていた艦内のクルーも、そして直属の部下である副長も次第にその人柄に惹かれていく。そして、そんな人間力は、やがて敵のロシア艦長へも影響を与えるのだ。
「人というのは、そんな人間力溢れんばかりの人に惹かれる。」

「人から信頼を得られる人になる」とは、その人自身の「後ろ姿」弱さも含めて、それがカッコいいところでもある。揺るぎない信条を持つこと、それが運を呼び寄せることにもつながるのかも知れませんね。★★☆☆☆

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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