令和元年五月一日

令和

元号が変わるというのは、何か新鮮な気分になりますね。
ありがとう平成。そして、おめでとう令和。そんな気分です。

元号っていいなぁ~

って今では心底から思っていますが、昔は不謹慎にも西暦と和暦と変換するのが面倒だなぁ~などと思ったものでした。それは、昭和から平成に変わった時の印象が当時の私には、とても辛い思い出だったから。(笑)

忘れもしません。あの時でした。昭和64年1月。
昭和天皇が崩御なされたのが1月7日、翌日1月8日はは平成に。

ちょうどその時期、昨年末の昭和63年12月から本当に忙しかった。
「前川レポート」ってご存知でしょうか。その翌年に出された「新前川レポート」です。
「内需拡大策」「構造改革」などなど。
当時は中曽根内閣の内需拡大策で予算編成の真っ只中。
さまざまな予算が追加された時期だったと当時のカバン持ちの私もそんな記憶があります。
『昭和64年度予算編成』と書かれた資料には、それはもう昭和63年12月から大詰めだった。夜遅くまでか事務所にいたりして、最終電車で帰るか、近くのサウナに泊まったのを思い出す。それが今では懐かしい…「ふきのとう」のようなほろ苦い思い出ですね。

それがあの時、あの元号の変更で、これまでの「昭和64年度」を「平成元年度」に変更することに。一斉に変更したことを思い出しました。あのブラックな時間が、今ではセピア色、でも頭をよぎるんですよね。

懐かしい、辛かった記憶。その記憶も今ではセピア色に。
当時の偉い人は恐らくこの世界の人ではなくて、あちらの世界に旅立たれた方も少なからずみ見えるかも知れませんね。

そうした思いが平成元年1月8日にはありました。

ところが、令和元年5月1日は、それに比べて、なんと新鮮なことか。

平成から令和へ。上皇へのお気遣い。即位された陛下の国民に対する思い。
年齢を重ねて、お寺とか神社とかを巡っているうちに、特に感じます。
昔はあれほど面倒だな。なんて思っていた元号のことが、まるで嘘のようです。

日本書紀も人間味溢れた神様だらけで面白いし、結局、それにハマって神社検定も受験したりして。(神社検定3級 合格)日の本の国とか、本当にこの国に生まれて育って良かったと思っています。

竹

令和という時代。どんな時代になるのか。それでもレジリエンス持ち続けたいと思います。最近ではシステムにこれを要求する時代になってきましたが、まずは人ですね。…どんなことがあっても、しなやかに、竹のようなしなやかな生き方ができたらいいなと思います。感謝。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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