「盂蘭盆会」に想う

迎え火

「お盆」休みになりましたね。暦の上では、お盆休みというのはありませんね。山の日が出来たお陰様で3連休は有り難い。
ところで「お盆」とは、本当は盂蘭盆会:うらぼんえ。今では「お盆」とか、うらぼん(盂蘭盆)とか呼んではいますが、その正式な言い方は「うらぼんえ」なんですよね。子供のこと盂蘭盆のことを裏盆?っと思っていました。亡くなった後ろめたい人は「裏盆」で供養するんだと(笑)。バカ丸出しですね。

さて元々お盆は、旧暦7月13日から16日の4日間の仏教の行事なんですよね。今日一日早く「迎え火」をしてきました。「迎え火」とは、祖先の霊を迎えるために焚く火。それが迎え火。今日は旧暦7月13日ではありませんが、夕刻に行いました。
今頃、ご先祖様はこの辺でウロウロしているかも知れません。 特に私の両親はすでに他界しております。お迎えして、私に小言をいうかも知れませんね。(笑) この世を見て嘆いているか、どうかは不明ですが(笑)。

夕方

その「お盆」…もともとはインドの悲しい物語に由来しています。お供えにも通じる。奥の深い物語なんですよね。こうしたことを知る機会にもなる四季折々の行事。
昔は面倒くさいとも思っていました。今はとなっては何かしら摩訶不思議な力が働いているのではないか?そんな科学では説明できない世界。心の世界なのか、宗教の世界なのか。怪奇現象というものなのか?数式で表せない世界というものが有るのかも知れませんね。

さて、盂蘭盆会の話をするには、その前に「六道」の話を知っておく必要があります。
仏教の世界では、人は亡くなると輪廻転生して、この世からあの世に行くと「六道」という6種類の世界に分けられる。まさに魂の修行です。肉体と魂は別物という考え方が仏教にはあります。つまり、死んでからも、なお、ふるいにかけられる訳なんですよね。

その6つの世界は、天上界を差す「天道」♬~天国良いとこ一度はおいで~♪♪ 生きる苦しみのない極楽の世界。人間界の「人間道」、阿修羅の道の「修羅道」、自分との戦いの場。この3つは三膳道で、以下、「畜生道」牛や馬などの畜生の世界。「餓鬼道」飢えと渇きの世界。「地獄道」を三悪道というものがあるという。すぐ上には地表の世界、すなわち人間の世界がある。地獄は罪を償わせるための世界。

そんな死後の世界、亡くなった母親の姿が餓鬼道にあった。喉を枯らし飢えていて、水や食べ物を差し出しても、口に入る前に燃えて母親の口に入らない。
そんな姿を見て、釈尊さまに相談して何とか差し入れをしたいと問うと、「安居の最後の日」に食べ物を施すと、その「施しの一端が口に入る」と言うんですね。
そして母親も含めて餓鬼道に堕ちている者たちの口にも入ったという。所謂それがお供えなんですね。それがまた、「お中元」になるとは。奥が深いなぁ。仏教の世界。
明石家さんまさんの名言、座右の銘「生きてるだけで丸儲け」今日はちょうど「御巣鷹山事故の日」8月12日。まさにそう思います。亡くなった方のご冥福を願いつつ、自身の命に、ご先祖様に感謝。合掌

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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