人は何かのキッカケで変わることができる!映画「記憶にございません!」はエンタメの裏に隠された秘密

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人生の岐路には、
頭に石が当たって記憶喪失になるような激しい変化が必要なのだ。
人はいつか、
今の人生を変えたいとか、
変わりたいとか思う願望があるかも知れません。
これまでの自分とは違う理想の自分。
あるべき姿。なりたい自分。
良い循環に歯車が一度回れば、
とめどなく幸せな人生が待っているかも知れません。
やり直したいことがあれば、
小学生からでも、今からやり直せばいい。
取り戻しが効かないという年齢は誰が決めたんだろうか。
それは自分自身に他ならない。
だから、自らが変わり、時には成長痛を味わいながら、
変わっていくしか無いんだ。

見る人の感じ方でいかようにでも見えるのが映画。
映画は奥が深い。


オススメ度:★★☆☆☆
理由:自己肯定感。
心理学を学んでいる人にとっては面白い作品。
人は替われる。そのきっかけはいろいろあろう。
そして昔のエピソード記憶。
今の短期記憶。記憶のメカニズム。
エンタメ作品ではあるが、
裏には仕掛けがしっかりと根を張っている。
さすがは三谷幸喜さんらしい作品だ。

起きた事情は表面的には「お気の毒に」
「大変な目に会いましたね」となるが、
そのネガティブな事象も、
考えようによっては
未来のポジティブな事象のはじまりに過ぎないのだ。
そんな考え方が必要なんだ。

史上最悪の支持率の総理大臣。
気がつけば、病院のベッドに居る。
頭がガンガンとうずく。
私は誰?何者?記憶喪失になってしまった。
病院を抜け出して街を彷徨う…。

会う人会う人に、「お前は最悪…」と言われ、
腹が減って入ったお店のTVでようやく気づく。
演説中に石をぶつけられて記憶喪失になったことに…。
自分が何者なのか気づく総理。

自分勝手で傲慢で、わがまま。
そんな総理の周辺は、
優秀な秘書官。冷めきった家庭。妻の浮気。自分も浮気。

黒田啓介総理を演ずるのは中井貴一。
どんな役柄でもできてしまうんだな。と感心する。
首相秘書官を演じるディーン・フジオカは、
相変わらず知的で格好良い。
妻、黒田聡子の石田ゆり子、
事務秘書の小池栄子、家政婦役の斉藤由貴、
春たんこと田中圭もいい味出してます。
その他、草刈正雄はじめそうそうたるメンバーです。

エンタメとしてみれば、
確かにエンタメで適度に笑える。
しかし、本当の中身は自分を変えるトリガーの存在だと思う。
一度自分が変わってしまえば、後戻りできない。
途中で記憶を取り戻しても、
なりたい自分になるしかないように思う。
だからこそ、過去の自分を知ったからこそ、
これまでの自分を捨てて、新しい自分を求めるんだろう。

確かに、記憶が戻っても、
元の人格に戻らずに、心を入れ替えるというのは、
傍から見ると都合がいい。
でもそれは、本当に都合の良いことなんだろうか。
人は何かのきっかけで変わり、
途中で過去の自分を知っても、
なりたい自分を演じるのではないだろうか。
演じているうちに、
本当の自分を取り戻すんだと思う。
それはペルソナ(仮面)ではない。
過去の自分こそペルソナで、
今の自分が本当の仁だってこともあるんだ。
先日の「ロケットマン」は、今の自分、
派手な自分がペルソナだった。
この作品は、
それとは逆で過去の自分がペルソナだったのだ。

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