ゲームで勉強ができるのか?友達ができるのか?
少し頭が古いのかな?
VRはこれからの生き方すら、ひょっとして変えるキッカケに
なるのかも知れませんね。
息子の優しさ。父親の謙虚さ。
上手く描かれている作品ではあるが、
どうもひっかかる。
結局それは素直になれる場所、
それはVRの世界だったのかも知れない。
オンラインゲームで感情まで移入されてしまう感覚。
最近のゲームとは一旦陥ると虜になってしまうほど面白いに違いない。
一見時間の無駄に見えるその行動が、
実は何か意味のあるものになるのかも知れない。
そんな、気持ちに誘う。
果たしてそれは現実逃避なのか、
いや、逆に現実怒る壁を乗り越えるための処方箋なのか。
打ち出の小槌のようなものは、現実にはないのに、
それに頼ってしまいそうで、
観ていて、少し怖くなった。
敵をやっつけてスッキリする感覚。
スッキリする気持ちには共感するのだが、ちょっと引っかかる。
オススメ度:★★☆☆☆
理由:所詮ゲームはゲームの世界。
仕事一筋が仕事を辞めてセカンドステージをどう生きるか。
極端な捉え方ではあるが、
一日中ぼボーッとTVを観ている気持ちはわからなくもない。
でも、本当に何もすることが無いのだろうか。
「最高の人生の見つけ方」「The Professor」いろんな生き方があろう。
息子にゲームを与えられる親って。ちょっと考えさせられる。
ほっこりとする内容ではあるが、
現実で会話が少ないからという理由で、
VRの世界でアバターをまとえば語れる…
そこに違和感を覚える。
でもどうせ冒険するなら
「最高の人生の見つけ方」のような冒険を
私は選びたい。
私にも覚えがある。いつしか父親の存在というのが、
幼い頃と違って遠い存在になる。
いつも苦虫を噛んだ凝視した顔。
何かといえば怒っている姿しかみたことがない父親。
そんな父親がいつしか疎ましくなる。
でも、その父親はやはり子どものことを見守っている。
ところがオンラインゲームの世界では、
父親は初心者で、息子が逆に親を見守ることに…。
一生懸命働き続けた会社。
ある日会社を辞めたら、暇になる。
一日中TVが友達のような生活。
昔は一緒にTVゲームをしたものだった。息子と。
ゲームを通じて感じるVRの世界での絆。
微笑ましいシーンやちょっと泣けるシーンもあり、
仕上がりはまずまずではあるものの、
やはりVRの世界への逃避と思えてならない。
それに少し薄い感覚があるのは、やはりVRのだからなのか。
果たしてオンラインゲームを通して親子が通じること、
絆が深まることがあるのだろうか。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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