この作品は、鑑賞している我々自身がどう感じるのか。
それを試されている。
本来の能力以上に評価されて、本当に嬉しいのか。
それで得た名声や地位。
Umm考えさせられます。
「何のために」と「そのために」
何のために、そのために何をするかだ。
ビートルズ好きな人には、あの名曲が聞けるので、
それだけでも楽しめる。そこは共感できる!
そして、エド・シーランが本人役で出演している。
それもまた大きな魅力でもある。脚本も面白い。
しかしながら、
「もしも…」シリーズ作品。他力本願。
ビートルズが存在した事実も、あの名曲すらも誰もが覚えていない。
唯一知っているのは私だけ…そんな世界が存在したとしたら。
自分以外に他の誰一人として、その記憶からビートルズが消え去った世界。
そんな世界にタイムスリップしたら。
彼は、そんな中に飛び込んだ。
鳴かず飛ばずの売れないシンガー・ソングライター。
彼が唯一、ビートルズを知っている存在なのだ。
もしも自分がそうだとしたら。
そうだとしたら、人は変わっていくのか。
ならば、どうなっていくのか。
盗作して、それを自分が作った曲として世に出したとしたら。
富と名声をえる可能性がある。
皆の記憶から消えている「ビートルズ」の曲なんかに頼らないで、
自分で何とかしてほしい。そう思えてしまう。
後々、ゴメンナサイって言うなら尚更だ。
それなら最初から手を汚さない。
そうした選択肢はないものか。
であるならば、この作品すらも存在しなくなるかも知れませんね。
他人の作った曲に頼っている時点で自らの人生は終了だ。
自分の人生を歩んでほしいものだ。
万一、それに気づいた時に、どうすればいいのか?
嘘を「それは嘘です」と、はっきり言えること。
引き際、散り際も大事なんだ。
自分で頑張ろう!そんなことを
ついつい思ってしまった。
苦悩の世界において、つい選択してしまう道。
弱い自分もそうした選択をしてしまう気持ちも解る。
偽りの世界。
そうした見方や、考えをするのであれば、
この作品も生きてくるのではないか。
観た価値が高まるようにも思える。
確かに、パロディあり、コメディありで面白い。
そんな中にあって、考えさせられる作品。
味方によっては奥が深い。
オススメ度:★★☆☆☆
理由:ビートルズ、
鑑賞後についつい鼻歌を思わず口ずさみながら、
帰りたくなる。あるいはCDを聴きたくなる。
ラブストーリもあり、最後はハッピーエンドなので、
安心して鑑賞できる。
後は、他力本願をどう考えるか?
考えさせられる作品だと思う。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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