長編スペクタクルの一部を垣間見る…「銀河英雄伝説 die neue these 星乱 第二章」

銀英伝は簡単に言えば、2つの勢力が銀河を巡って繰り広げる壮大な物語。
その中でも今回の作品は、互いの2つの支配勢力でそれぞれ起きた事件。
権力闘争やクーデター。今日でも世界のあちらこちらに起きています。

これはもはや、SF漫画ではない。漫画を超えています。
歴史から学ぶのではなくて、漫画家から学ぶこと。
世界史、倫理、経済…、社会勉強になります。

原作を読んだことがない。
でも、どうしても読みたい。
この壮大な物語。年末年始には是非とも
読んでみたい思っています。
確かに、最近のアニメ映画は「天気の子」をはじめ、
どの作品もCG技術によりとても綺麗に仕上がっっています。

こんなふうに作品に描かれるようなら、
原作はもっと良いに決まっている。恐らくそうだろう。

「流転の地球」もそうだ。
映画作品よりも、
もちろん原作の劉慈欣の小説の方が良いだろう。
頭の中で想像する映像。それを具体化することは難しい。
それをいとも簡単にやってのけるのが映画なんだと思う。
大きなスクリーンで観る作品は見応えがある。

反面、映画はアニメも実写でも限られた時間で収めるため
展開が早すぎるたり、端折ったりすることもある。
どうしても原作の文章表現の広い世界には敵わない点が多いとは思います。

それでも、原作を読んでいない人にとっては、
その素晴らしい原作に触れるチャンスが映画作品という考え方もあろう。

オススメ度:★★★☆☆
理由:多くの思考、政治、戦略、さまざまな人間関係。
漫画を通じてそれらを表現したこの銀河英雄伝説。
それを少しでも垣間見たい。
そんな人にはオススメです。

銀河英雄伝説こと銀英伝。その劇場版です。
本作品はまさに、
シングルソース・マルチユースの具現化とも言えます。
一粒で二度美味しい。ホント…作家というのは凄いですね。

銀英伝のファーストシーズン「邂逅」(第1~12話)は、
Amazon Prime videoでご覧いただけます。
私は昨年観ました。

それに続くセカンドシーズン「星乱」(第13~24話)が今回の作品です。
これを4話ずつ全3章にわけて、
小出しに劇場で見せるということ商業戦略。
その商業戦略にまんまとハマってしまいました。

残念ながら第一章はその上映時期を見逃してしまいました。
(仕方ないので見逃した作品はDVDに観ることにします。)

本作品は第二章。第17話から第20話。
久しぶりに会うことができた…
ラインハルト・フォン・ローエングラム。
そしてヤン・ウェンリー。双方ともにカッコいい。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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