映画館で思わず怖さの余り年甲斐もなく声を出してしまいました。「グレタ GRETA」

グレタ1

やはり持つべきは友。かけがいのない友達。
ルームメイトのエリカのアドバイスは、
正しかった。乱暴で荒削りで、
ただのビッチかと思っていたら、
そうではない。
人は見かけによらないものだ。
芯は強くて、とても優しい。
そんなことは、身近でもあると思う。
友達って大事、ホント。
警察も探偵もイザという時には
役に立たないことが多いと思う。(笑)

ところで、
映画って、観客にいろいろな形に
変化を加えて見せることができる。
本当に楽しめる。
現実と夢と交差して、
どちらが本物なのか?錯覚?
そういうものを描いてくれる。
もう一度見たくなる仕掛けを創造してくれる。

今回の作品も、最初に実にたくさんの
ことが隠されている。
本作品を観る人は
気を抜かずに観てほしい。
すると、後から、「なるほど…」と、
納得するはずです。

ニューヨークの地下鉄の中で、
カバンが置き忘れられている。
親切にもカバンを届ける。
忘れ物取り扱いに届け出ようとしても、
駅員が不在。
だから仕方がないのでカバンの中身を
ちょっと調べて、
落とし主の家まで届けることにした彼女。

その親切が大変なことに…。

人は自己開示によって、
相手との距離が縮まる。
親近感が湧く。

だから、それを逆手にとると、
こんなこともできてしまうのか。
恐ろしい。怖い。

ルームメイトのエリカのアドバイスも
聞かず、忘れ物のカバンが縁で、
親しくなったグレタの家に
通い続けることになってしまった。

それは、やっぱり過ちなのか。
間違ったことなのか。
親切が仇となる。
そういう世の中になると、
人は身内だけを信じるようになる。

でも、現実は違う。
本作品では、
ルームメイトだった。

悩みを分かち合える友の存在は大きい。
普段から、いい加減のように
見える友達こそ、
本当は、凄い友達かも
知れません。

持つべきものは友ではないか。

愛してやまないという気持ち。
本当の思いやりに近いこと。
それが本当に大事だ。

オススメ度:★★★☆☆
理由:本作品は単なるスリラーではない。
巧妙に仕掛けられた作品。
随所にパズルのような仕掛けがある。
そういったものを楽しみたい人には
超オススメ。
作品の内容自体は、
恐らく単なるスリラーもの。
たいした内容では無いように思う。

そうしたものを演技でカバーできたら…。

役者の演技とは、計り知れない深みがある。
グラタ役のイザベル・ユペール。
そして
フランシス役のクロエ・グレース・モレッツ。
最高の役者だと思う。

グレタのサイコっぷりは、半端じゃない。
親切という深入りは、禁物。

昨今のニュースには、そんな内容が多い。
結果としてマスコミが事件として、
取り上げてから
はじめて気付かされることもある。
こういったストーカによる犯罪というのは
奥深いと思う。

グレタ2

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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