この作品を観て、江本勝「水からの伝言」や
「水は答えを知っている」を思い出しました。
人は水から学ぶことがあるんだ。
柔軟な心。
水は命の水でもある。
-水は方円の器に随う-
水は何にでもなれる。
そして、何でも知っている。
水は何でも知っているんだ。
江本勝の氷の結晶の写真は、
温かい声をかけた水と罵倒を浴びせた水の結晶。
それぞれを比較すると、
あたかも水はその気持を反映するように
姿を変えることを見つけた。
そんな水だからこそ、恐らく
過去の憎しみ、恐れ、
喜び様々なことを
水は知っているんだと思う。
過去のこと。
水蒸気のように気体になっても、
氷のような個体でも、
もちろん、慣れ親しんだ液体でも。
分子は不変なんだ。
風、火、地、水という、「四元素の考え」
も取り入れてあり、
それが西洋的でもあり、奥深いです。
万物は風火水土の四つの元素から成り立つ思想。
そして、水のこと。そう考えると
本作品はホント奥深いと思います。
深く読み解くことも必要かも知れません。
前作には及ばないものの、
それなりに、まあまあ楽しめます。
そこそこ、泣けるし笑える。
雪の女王エルサ。そして妹のアナ。
ストーリーには多少のハテナ?もあり、
ストーリー・脚本がちょっと
甘い感じではあります。
しかしそこはディズニーですから
大目に見なくては。
最後は水戸黄門的に皆、
ハッピーで良かった。
なぜエルサが魔法をもって生まれたのか。
もともとこのストーリーは最初から
用意されていたものなのかな。
アナとエルサの両親のことがわかる話で
アナ雪ファンとしてはそういう意味でも
楽しめそうである。
相変わらず映像は美しい。
封切りが日米同時上映だけに秋の景色が
特に森、とても綺麗に丁寧に描かれてました。
しかしまあ、エンドロールが長かったこと。
でも、いつものように最後には、
ちょっとだけのオマケが付いていて、
わずかな時間ではありますが、
お得感がありましたね。
この作品は見る側、鑑賞する私達の感受性が
試されているようなそんな作品でした。
なんとなく現れる四元素の妖精たちと、
仲良くなる過程をもっと丁寧に脚本されたら、
もっと良かったかも知れません。
必ずしも、万人受けはしない作品が、
本物かも知れませんね。
姉妹愛。恐れ。男女関係。民族。自然。
そして四元素。水のこと。
そうした意味では、前作よりも考えるところも
あるので、単純な作品ではないように思いました。
オススメ度:★★★☆☆
理由:観る側の感性が問われる。
私にはちょっと難し過ぎて、
あまり共感できる部分は少なかった。
つまり、感受性が低いかも(笑)。
ま、続きが見たい人にはオススメ。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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