オススメ度:★★★★☆
理由:どん底でも“希望”の欠片は残っているかも知れない。
絶望に近い状態でも命のバトンで今があるのだ。
魂は肉体に宿り、その肉体から幸せな世界を間接的に見つめる。
そんな気持ちを受けたい人にはオススメ。
人間誰しも何かしら不幸や悩みを抱えている。
だけど、その不幸や悩みから逃げずに向き合い、
何とか乗り越えて行こうとする
息が詰まるような、重苦しい気持ちになるが、
感動も半端ない
エンドロールもなかなか味わい深い。
章立ての作品。見事だ。
「私の人生、物語は、
私が消えても続いていく。
あなたと共に。」
ライフとは人生でもあり、生命でもある。
肉体は滅んでも魂は存在する。
肉体は離れても魂は受け継がれていくのか。
ボブ・ディランの名曲が
いい味を出してます。
不幸というのは
襲ってくるものなのか。
ご縁。偶然の事故。
巡り逢いとは、何だろう。
一瞬前まで、
ほんの数秒前までは
元気だったのに。
突然やってくる不幸。
一瞬の出来事。
それにより、
人生は大きく変わる。
想像を絶する事故。
人生、
そして命とは何だろうか。
祖父母、父母、子ども、
孫、その繋がりも偶然。
確かにお決まりの
ラストかも知れない。
それでも見事にハマりました。
知っている、知ってる、
確かに判っていたことだけど、
あらためて考えさせられました。
その言葉が言霊になる。
心に刺さるんだよね。
芯まで染み入るのが、
言葉。いい言葉を
たくさん発したいと思う。
やはり言葉は言霊なんだ。
こんな偶然はないのかも知れない。
時の流れが偶然を呼び
そしてそれがまた必然になる。
それはまた、時と場所を選んでいない。
相手は言語まで異なるんだから。
しかしあり得ない展開。
そういった超偶然もあるのかも。
不幸は重なるものかも知れない。
また逆に幸福も重なるかも知れない。
出会いも事故も偶然の出来事。
それを幸福と思うか当たり前と思うかだ。
感謝の毎日。
当たり前に感謝しないといけない。
この作品を観て、そう感じた。
それもまた運なのだ。
運命の人っていると思う。
でも、決してそれが
将来の幸せを
約束しているものでもない。
それは偶然が確かなものでないことを
示している。
何もかもが信用できるものはない。
それが本質。
人生は喜怒哀楽。
親から子への伝承。
輪廻転生。
遺伝子。
分子原子。
原理原則。
過去と現在が重なり
まるでタイムスリップするような
作品。これぞ映画の醍醐味。
なかなかいい作品でした、凄かった。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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