「全世界各地で電力喪失によるブラックアウト.」
そう聞いて,観たい衝動に駆られた.
宇宙空間から飛来する放射線による攻撃
電力喪失.たまたま月の陰になっていた
一部の地域だけが被害を免れた.
その免れた地域.それはロシアだった.
ロシアの軍特殊部隊が調査を開始.
しかし見えない敵の襲撃により
次々と部隊は全滅.
それは異星人の攻撃だったのだ.
異星人の使命は
「人類を奴隷化し,地球を手に入れること」
この映画作品は結構ヤバいです.(悪い方で)
オススメ度:★☆☆☆☆(1.0)
理由:完全に騙されました.
時間の無駄使い.
『人類誕生に秘められた謎と,
人類とエイリアンとの戦い…』
その解説で釣られました.
こんな素晴らしい解説,誰が考えたのか.
ストーリーも明確なのに,
何故に,こんなにも映像にすると
描けないのだろうか?
巨大UFOの移住船.
まるで,2017年に観た作品「メッセージ」(2017.5.29)
のようだった.
恐らく,活字であれば,
それなりに面白い作品.
あまりに凄すぎて…
さすがイオン系列の作品.
とっても感心した次第.
広域停電,災害なのかと思った.
通信網が途絶.
ブラックアウト化した街で
一体何が起こったのか.
決死の覚悟で事の真相と
市民を救助するために現地に向かう
ロシアの特殊部隊.
それにしても無駄に長い作品だ.
話の流れも悪いし,何でここで…?と.
ついつい,思ってしまう.
唐突すぎる超能力者の出現だったり,
報道スタッフ,医者…
風呂敷が大き過ぎる割には,
せっかく立派なストーリーがあるにも
関わらず,今ひとつ残念.
これほど,登場人物が多ければ,
一人ぐらいは共感する人物が居ても
良さそうではあるが,
それが不思議なことに
誰も居ないというのも珍しい.
ロシア映画を観るときは,
あまり期待しない方が良さそうだ.
思ってしまうぐらい残念な作品.
唯一良いところといえば,
戦闘シーンぐらい.
これだけセットや人に
投資している割には残念な作品.
バックトーザ・フューチャーで
未来にデロリアンが行った時,
空飛ぶ自動車が空中道路を走っていた.
本作品の前半でも同様の映像が流れた時,
一瞬これは楽しめそうだ!と思った.
その期待を見事に裏切る内容だ.
実はそれは
今でも一部活躍しているドローン.
装甲車は現代風.未来という感じがしない.
予告やポスターに騙されてシマッタ.
でも後の祭り.
人類創世や最後の晩餐を一瞬感じるが,
映画の中でのストーリー性が無さ過ぎ.
良いところを部分的に切り取っても
駄目ということがよくわかる.
作品は何かメッセージ性がないと
愉しめないとつくづく感じた.
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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