わかりたい…けど,よくわからなかった「剣の舞 我が心の旋律」

剣の舞1

オススメ度:★☆☆☆☆(1.4)
理由:楽曲に詳しい人には,
良いかもしれません.
全体にわかりにくい作品.
唯一,運動会の曲として馴染みがある.

これは本当に名曲
『剣の舞』誕生に
まつわる実話なのかどうか.
本当のことは
よくわからない.

ひょっとしてこの作品は
創造の世界なのか,
それとも
本当に実話を元に
しているのか.

一節には,本作品は
アラム・ハチャトゥリアンの自伝や,
その記録と遺族の証言をもとにして
描いた作品だという.

そう…
「剣の舞」

これは
完成前後の2週間を
描いた作品だという.

人は人の才能に嫉妬する.
そして,憎くて
たまらない相手だとしたから,
嫌がらせもしたくなる.

他方,
音楽や美術というは,
戦争の士気を高めることに
利用できるのだ.

それは
潜在意識に影響を
与えるということか.

メッセージ性?

確かに癒やされるとか,
奮起するとか,
気持ちの部分は大きい.
いわゆる「気力」

だからこそ,
特に戦争中においては
兵隊のメンタル面で
何らかの影響を与える芸術.

音楽というは,
馬鹿にできない
存在なんだ.

だからこそ,
第二次大戦の中は,
そうした劇団員は,
執拗なまで
軍部の監視下にあった.
ということになる.

嫉妬や妬み,嫌がらせ.

彼を個人的に恨んでいる
軍部の役人から,
公演に先立つ二週間になって
唐突に…

「剣を持って戦いの踊りの曲を創れ」と,
そんな無理難題を命せられる
アラム・ハチャトゥリアン.

まさにSOSの状態だ.
あの軍部に監視され,
そして,
反戦や政府批判を
万一,芸術で表現するとしたら,
大変な時代だ.

それは
そうしたことが
禁じられていた時代だからこそ.

当然,自分の作りたい曲は
創ることを許されない時代
でもある.
だから一般に,
見つからないように,
わからないように,
逆に表現できる.
苦労して,
暗号のように摺り込むのだ.

当時はいや,
今でもかもしれない.
「表現の自由」

われわれの生活している世界では,
今ではそれが保障されていることって,
当たり前のように見える.

だけど,
実はとっても幸せなことだ.

アルメニア人,クルド人,
トルコ….民族対立.
そして宗教,
キリスト教とイスラム教の対立,
昨日の敵は今日の友.

アルメニア人虐殺.
オスマン帝国の蛮行.
それは,
アルメニア人の大量虐殺だ.

毎年トルコを非難する
国際的なキャンペーンが
今も行われている現状を
鑑みると,
未だその恨みは消えていない.

バレエや舞台での踊りのワンシーン.
運動会でよく耳にする曲だけに,馴染みがある.

そして
わずか8時間で….まさに全集中.
乗っている時,スイッチが入っている時は
何でもできてしまうということか.

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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