70,80歳でも,まだまだこれからだ!「また、あなたとブッククラブで」

読書1

オススメ度:★★★☆☆(3.8)
理由:これぞエンタメ作品.
スッキリする作品
ではあるが,
ちょっとだけ残りの人生を
考えさせられる.
たとえオマケのような
人生でも,オマケにしない
覚悟が必要だ.

人生も後半.
彼女らにとっては
8回の裏あたりだろうか.

それぞれ歩んだ
人生の道程も違う.
それでも
良い関係,友達関係は
いいものだ.

人生…まだまだこれから.
いつでも何時でも
やり直しが利く.

いつでも
どんな状況でも
新しい自分が創れる.

変わるのも自分次第.
そんな勇気を
もらえる作品だ.

序盤,女性4人の読書会,
しかも判事や経営者,
何となくフェミニズムの
匂いがしたが,
トンデモナイ勘違い.
全くその素振りもなく,
下ネタ続きで思わず
笑えてしまう.

女性同士の
月1回の読書会.

本好きの
気のおけない仲間.
そんな仲間が
いつまでも読書会で
繋がっている,
そんな世界が羨ましい.

これまでは,
名作文学の数々を
読んでいたのに,
たまには
志向の違ったものを
読もう…ということで,
官能小説を読みことに.

官能小説は
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
という作品で,
アカデミー賞にも
ノミネートされたもの.
Netflixで観たいと思う.

これまで
ごく普通の生活を
送ってきた熟女達.
彼女らには
とても刺激的な
内容だった.
その本に触発された
彼女らは
これまでの
自らの人生を
変えようと行動する.

設定は娘や息子の
年齢からすれば
60代なのか.

40年連れ添った
夫を亡くした未亡人,

複数の男性と
取っ替え引っ替え
好き勝手な生活を
楽しんでいる
女性経営者,

離婚の苦い経験が
トラウマとなっている
女性判事.

セックスレスの
熟年夫婦で
マンネリ生活の
専業主婦

人生はいつの時でも
良い年の重ね方が必要だ.

4人の大御所は
そのオーラが
半端ない.

官能小説で
触発されるところが,
何とも稚拙で,
それが可愛らしくも
見える.
そして見る見るうちに
変わっていく彼女ら.
観ているだけで楽しくなる.

幾つになっても,
遅すぎることはない.
思った時に
一歩踏み出すだけだ.

そこから変わり始める.
変わるには
踏み出すことが
必要なのだ.

読書2

70,80に
なっても
まだまだ幸せは
掴めるということだ.

ダイアン・キートン(74歳)
ジェーン・フォンダ(83歳)
キャンデス・バーゲン(74歳)
メアリー・スティーンバージェン(67歳)

どうせ歳を重ねるなら,
素敵にそして
魅力的に重ねたいものだ.

下ネタの会話も面白い.
ついつい笑ってしまう.

こうしたほっこりする作品も
いい.まだまだやれる.
これからやれる.
勇気と希望を与える
作品には違いない.

読書3

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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