確かにグロいが笑えてコメディ要素もある「ザ・スイッチ」

ザ・スイッチ

オススメ度:★★★☆☆(3.7)
理由:確かに怖いところは,
それなりに怖い…,そして笑える.
考えさせられる部分もある.
家族とのその絆.そして友情.

人が入れ替わるモノは結構多い.
なりたい自分へ.
心の変化,積極性や消極性といった
性格のパーソナリティの問題.

呪いのナイフなど,ツッコミどころは
多少ありますが,
そんな軽い作品の中にも,
様々なことがミックスされて
愉しめます.

そして,これぞ役者.
演技が上手い.

確かにグロいが,
本格ホラーのようでもあり,
コメディのような,
双方が融合された出来で
見事な仕上がり.
一見残虐のようにも見えるが,
そうでもない.
人間臭さもある作品.

凶暴な殺人犯バーニーと
内気な女子高生ミリーの
身体が入れ替わる.

凶器に使用したナイフには
呪いが込められており,
刺された人物と中身が
入れ替わるというものだ.

突然女子高生が
指名手配の殺人犯へ.
一方の殺人犯は女子高生の身体を
手に入れて警察に追われずに
これで好き放題に
人を殺すことができる.

身体を元に戻すには,
24時間以内に
刺した相手に
その呪いのナイフを
向けることだった.
果たして
残された時間に
成し遂げることが
できるのか?

本格的にホラーらしい
恐怖が垣間見ることが
できるし,高校生活らしい
学園ドラマ仕立ても楽しめる.
そして,
笑える箇所もあって楽しい.

邪推した想定範囲内仕上がり.
そういう意味では
水戸黄門的な仕上がりで
後味スッキリです.

役者の演技が凄いので,
やはりプロだと感心します.
作品に惹き込まれました.
もしも…
強く生まれ変われたら…
勇気さえあれば…
そんな願望を叶えてくれる.

でも殺人鬼は嫌だろうけど,
それでも,
そうして入れ替わることで,
相手の気持ちがわかる.
これまでの「思い込み」
「トラウマ」からの解放だ.

ならば,
たとえ入れ替わることが
出来なくとも,
そんな思い込みから
解放してあげればいい.
そんな希望を見つめ直して,
今からでも遅くはない.

やろう…
やろう…

という
気持ちになれる.

映画鑑賞は
そういう意味で,
何らかの生きる
ヒントを
与えてくれるものだ.

1年前の突然父親が亡くなり,
母と姉と暮らす女子高生.
父親の亡くなった影響を受ける家族.
特に母と子の気持ちのギャップ.
姉の気丈さもそれが誘引なのだろう.
姿を変えた見た目は
凶暴殺人犯ではあるが,
心は女子高生.
試着室での母との会話も
印象的だった.

その会話のやり取りが
グッとくる内容だ.

あえて欠点があるとすれば2点.
1つ目は殺人鬼の動機.
なぜそんなに
多くの同じ高校の生徒を
殺さなければならなくなったのか.

2つ目は呪いナイフの解釈かな.

面白い.

投稿者プロフィール

天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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