衝撃の性犯罪検証ドキュメンタリー「SNS-少女たちの10日間-」

SNS(1)

オススメ度:★★★★☆(4.4)
理由:ドキュメントではあるも,
撮影,検証した10日間が
ありのままに
その現実を突きつけられる.
あまりに醜い描写だ.
少女の心に弱みにつけ込んで
性的虐待や性犯罪.
R15指定ではあるが,
子どもたちも親たちも
観たほうがいい作品だ.

2020年チェコの
ドキュメンタリー作品
童顔の18歳以上の
女性3人が12歳のフリをして
SNSに登録し友だちを
募集するというもの.
12歳の少女がSNSに
登録すると,どんなことに
なるのかをドキュメンタリーで伝える.
その結果どうなるか.
登録してきたのは成人男性.

余りに生々しく,
そのチャットでの未成年への
性的虐待を暴いていくもの.
撮影所には12歳の女の子の
部屋を作ってある.大仕掛けだ.

ドキュメンタリーだけに
衝撃的だ.
たった10日間で
約2,500人の成人男性.
そのチャット内容たるや
あまりにも酷い.
何度も「服を脱いで」と言ってきたり…
エスカレートは半端ない.
恐らくはポルノや風俗の
延長線上にSNSサイトが
あるからだろう.

親は子どもにスマホを与える.
この作品を見れば,
スマホを子どもに与えるには
制限をかける必要があるとわかる.

それにしても,こんなにも
多くの性犯罪が,
こんなにも
まかり通っているとは.

あまりにも醜い.
卑劣極まりない.
40代50代の男性が
(18歳以上の女性の演技とは言え)
12歳と知りながら欲情に見を任せて,
性的欲求を満たしていく男性.
お店と間違えているのか!
なんとも不快.
さらに深まるに連れて
それを良いことに,
突き上がる男たち.

断ることができない
少女につけ込む当たりは,
その犯罪性に
何となく恐怖すら覚える.

あまりの衝撃.

こうした人達の摘発をするには,
こうしたドキュメンタリー
作品を多く制作することを望む.

しかし本来は,
政府はじめ国レベルで
保護・対策を講じる必要があろう.

そんな中にあって,
普通の会話ができる
成人男性で出逢った時の驚き.
看護学生の青年だったが,
そのやり取りには安堵した.
その下心のない会話に感動もする.
しかし,
本当は極普通のことなのだ.
こちらまでの当たり前の
価値観が覆されそうだ.
その優しさに思わず涙ぐむ
女優の姿に,
この撮影の酷さがわかる.

ちょっと?
と思ったのは,
全く知らない人と,
チャットメッセージは
するにせよ,
そうそう簡単に顔出しによる
ビデオ通話はしないと思う.
あんなに意図も簡単に
手軽にSNSで見知らぬ相手と
ビデオ通話をするだろうか.
いや,何度もメールしているうちに,
見知らぬ相手もでも親しみが湧き,
ハードルが低くなるのかもしれない.
根っからの悪はどうしようもない.
相手は子どもということすら眼中にない.
インターネットサービスを
提供する側は,制御しない
野放しの状態で良いのか?
悶々とした作品だ.

SNS(2)

投稿者プロフィール

天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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