オススメ度:★★★☆☆(3.0)
理由:タイの大学生の様子がわかる.
高校生の制服のように白シャツに黒のボトムには驚いた.
満員の劇場は想定どおり…女性ばかりでした.
(Umm少し場違いだったか…)
ここまで,ほのぼのと感じるということは,性差別なくハッピーな気持ちになる.
不思議な感覚だ.
本作はTwitter世界トレンド1位になった超話題のタイのボーイズ・ラブドラマの映画化.
TVラブコメディドラマ『2gether』と『Still 2gether』の総集編+新規モノを編集した劇場版だ.
男子大学生タインとサラワット.
これは「おっさんずラブ」じゃなくて,
まさに「男子大学生ずラブ」仕立てだ.
イケメンの美しすぎる主役の2人.
法学部のタイン,
彼は大学生活を可愛い彼女を作って満喫しようとした矢先,
同じ学年の男子大学生グリーンから告白される.
その猛アプローチ振りに,
ほとほと困り果てた彼は友人に相談する.
そこで出た結論は「異性では駄目で「同性」としよう.
「別の彼が居るんだ!だからわかって欲しい」ということで諦めさせたら??ということになった.
相手が絶対諦めざるを得ない状況に追い込むには…そのためには一流のイケメンが彼の彼になってもらえばいい.
でもそんな人がいるか?
そこでターゲットになったのは,大学一のイケメンのサラワットだった.
伏線がいっぱいあって…まさに「おっさんずラブ」的.
LGBT,ジェンダー,ゲイとか,
いろいろ考えされられる.
タイという国はそういうジェンダーには寛大なんだろうか.
ゲイといことに対して,
ほとんど許している感じがする.
これは作品上の世界だからなのだろうか.
ゲイでだからと言ってもいたってノーマルに感じる.
ドロドロした感じは本作品には微塵もない.
ノーマルなヘテロとゲイというジェンダーについてのハードルは全く感じないのだ.
本作はタイ本国に先駆けて日本で上映とのこと.
だから最初にテロップが….
ディテールに言及することはご遠慮ください…とお知らせが入った.
この作品ならボーイズ・ラブ(BL)が苦手な人でも性的描写が少なく,
嫌悪感なく見ることができると思う.
しかしまあ,
学生でありながらBMWに乗れる身分とは…一体どういう家庭環境なんんだろうか.
そうしたツッコミどころ満載ではあるも,
そんな些細なことは無視して観るに限る.
ほのぼのとしてほっこりする.
この鑑賞は「時間の無駄」と思えばそうかもしれないが,
ほっこりするだけで大儲けではなかろうか.
笑えるだけでも幸せだ.
後は女性同士のゲイカップルが無かったことがちょっぴり残念.
興味のある人は是非.
投稿者プロフィール
-
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
詳細プロフィールはこちら。
最新の投稿
- 2024年4月23日映画『陰陽師0』
- 2024年4月17日映画「オッペンハイマー」
- 2023年11月27日映画マルス信州蒸溜所を思い出した「駒田蒸留所へようこそ」
- 2023年11月27日学会令和5年 電気学会電力エネルギー部門大会テクニカルツアー奥美濃水力発電所(2023.09.06)