オススメ度:★★★★☆(3.8)
理由:音に激しく反応し,
いきなり襲ってくる敵.
敵は一体何なのか.
そしてその目的は何か.
一作目に続く2作目.
伏線が回収され愉しめる.
勇敢な少女にドッキリする.
面白い.
これは劇場で
観たほうがいい作品.
集中して観たほうが愉しめる.
音の恐怖を大画面で
鑑賞すべき作品だろう.
ご存知,2018年に公開された
『クワイエット・プレイス』の続編.
前作を予習しておかないと,
置き去りにされるシーンが高い.
脅威は実は同じ人間.
人こそが敵かもしれない.
音を立ててはいけない
だけではなく,
加えて人が信用できない
という恐怖.
リスクを侵さないと新しいものが
手に入らないという現実.
このハラハラ,ドキドキが
たまらない.
早く逃げて…,
早く閉めて….
早くスイッチを入れて….
まさにスリラーの王道.
すっかりまんまとハマり,
虜になりました.
音を立てたら「何か」に
襲われる…謎.
音を立てたら
瞬殺されてしまうのだから
緊張感も半端ない.
斬新な切り口だ.
一生音を立てずに
生きていかなければ
ならないとは,
まさに地獄でも有り
闇でもある.無理だ.
乳飲み子を抱え,
耳の不自由な長女.
その兄.
前作に引き続き,
燃えさかる家を後にして
サバイバルが始まる.
結局はリクスを背負ってでも
行動するしかない.
コンフォートゾーンから
外れざるを得ない状況下.
この張り詰めた空気.
泣くのが仕事の赤ちゃん.
怖くてたまらないが,
娘や息子のために
必死になる母親.
そして
なんと言っても,
父譲りで勇敢に立ち向かう長女,
障害を意識しない世界.
本作品に秘められた
マイノリティーの
メッセージが伝わる.
これは前作を
上回ったのではないか.
そもそも
聞けば続編を製作する
予定はなかったとか.
声を出さなくても,
セリフが無くても,
ここまで演技が
できるものなのか.
相手に訴えることが
できるものなのか.
実際に聴覚障害を
持っているとは
思えない素晴らしい
演技だ.
それにしてもやはり,
何の説明も無く
いきなり襲うのは
一体どういうことなのか.
どういう意図なのか.
知りたいところが
まだだまたくさんある.
襲う目的は何なのか.
襲う側の意図は何なのか.
何処に逃げれば助かるのか,
ハテナがまだ残っている.
非合理的な行動に
ツッコミどころも多い.
たとえば…
港に集まる人たち
島の人間.
基地局のメッセージ.
批判的に観てしまうと
愉しめない.
肯定して観ることが
愉しめるコツのように思える.
大目に見て
楽しんだほうが良さそうだ.
そして3作目の制作も
決定したという.
今後どのような展開に
なるのか伏線の回収が愉しみだ.
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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