ホッコリが半端ない,泣けた「漁港の肉子ちゃん」

肉子1

オススメ度:★★★★★(4.5)
理由:このキャラ,本来なら
観ない領域の作品なのですが,
樺沢先生もオススメ.
確かにコレはオシです.
笑えた!笑え!それに泣けた.

とても肉子ちゃんが素直で,
それでいて,ちょっとばかり,
お馬鹿な所が.堪らなくグッとくる.
そして共感する.

あるある…ってなる.

そして娘キクコ.彼女はとっても
クール.

肉子ちゃんや自分のまわりの友達,
そして自分が気付いてない事に,
友達の何気ない一言で,
自分自身のエゴに気づくところが
素晴らしい.

そのシーンの表現が素晴らし過ぎる,
彼女の、もの凄く優しい言葉,そして
上っ面だけでない感性,

そんな端々に…泣けるのだ.
まさに「生きているだけで大儲け」

義理人情も捨てたもんじゃない。
明るく生きてナンボなんだ.

魂が揺さぶられた.

原作は直木賞作家の西加奈子の小説.
明石家さんまが企画と
プロデュースだという.
大阪,名古屋,横浜,東京…
流れ流れて今では漁港で
暮らしている肉子ちゃん.
肉子ちゃんこと「見津子菊子」
肉子ちゃんは母子家庭.
娘はしっかり者のキクコ.
彼女はなかなか素直でいい子だ.
そんな二人は船を居住として
暮らしている.

それを恥ずかしいとも
思っていない.
一方,超お人好しなキャラクター,
肉子ちゃんは大阪弁.
義理や人情に厚い.
それでいて,
すぐ男に惚れるそして
すぐに騙される.
そして,
いいように利用されて
最後は捨てられる.
ほんわかと温かい作品だ.

肉子ちゃんのキャラは,
斬新的というか,
少し単純化されているような
感じで,他の人物の描き方とは
明らかに違う.

まさに
「生きてるだけで丸儲け」
もちろん肉子ちゃんだけでなく,
キクコの優しさにも,
悪い人は1人も居ない世界観.

感動で涙が流れた.
まだこんなにも泣けるのか.

飛んでもなく自由奔放.
食べる喜び,恋愛が大好き.
そんな肉子ちゃん.
まるで本能のままに
生きる肉子ちゃん.
馬鹿素直で律儀.
それが憎めない.
そこには打算がないから,
それが可愛いところでもある.
どんなに不幸があっても
本当にいつも明るい.
人生の不幸すらも
愉しんでいるように
思えるのだ.

そこには,
まるで一点の曇りもない.

小学校時代の
他愛のない言い争い,
仲間はずれや陰口.
思春期の淡い思い出が蘇る.

詳しく話すと
ネタバレになるが,
キクコの実母と肉子との
エピソード,
そしてその娘キクコの
本当に素直な愛に触れ,
心が洗われる.

キクコの声を演じた
Cocomiのことを
全く知らずに鑑賞.

それが返って
良かったかもしれません.

なんといっても
焼肉屋を営む
オヤジの想いが
伝わってくる.
入院中にも遠慮して
語らないキクコ.

そんな彼女に語りかけた
焼き肉のオヤジの
「俺たちは家族だ…」
言葉がとても心に染み渡る.

肉子2

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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