ロシア映画です。アカデミー賞外国語映画賞出品作。
愛とは何か。
好きあって結ばれた二人が、いつの間にか、お互いを罵り合い、互いに相手に矢を刺し合う。
そして、夫も妻も、お互いに、別のパートナーが存在する。
そんな二人の間には、12歳の息子が居る。
しかし、どちらも、その子を引き取ろうともしない。
新しいパートナーには邪魔なだけなのだ。
そんな二人の喧嘩を聞き、声を殺して泣く息子。
いたたまれなくなって、そして、とうとう失踪してしまう息子。
二人は息子の消息を案じながらも、二人の関係が戻ることもない。
一度こぼれた水は二度と盆の上に戻ることはない。
まさに「覆水盆に返らず」である。
そして、失踪した息子。
壊れた二人の関係、家族愛。
苦しい人間模様がよく描かれている作品だと思いました。
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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