オススメ度:★★★☆☆(3.4)
理由:本作,面白かったし,
続編も期待したい.
どうやってまた上り詰めて
いくのか映画として見たい.
原作漫画はとっても長い
物語なので,
一つのテーマを決めて,
そこだけを切り抜いて
今回のような映画作品に
するば,こんなにも
纏まるんだ.前回鑑賞した
「鹿の王」とは違いう.
あっさりダイジェスト版で
全てを纏めてしまっては
駄目なんだ.
でも少し何かしら,
ちょっと物足りなさもあった.
作品に登場する脇役たちには
それぞれの人生物語があった
んだろうけど,そこは限られた
時間制約の中のことなので,
仕方ないかもしれない.
それでもまあまあ面白かった.
スカッとした.続編も期待したい.
原作はヤングジャンプの漫画で,
シリーズ累計発行部数が880万部を
突破とは,威力のある漫画だけに,
以前から映画化が期待されていた.
今回は実写化での作品だ.
ギャンブルには憧れ半分,
メンタルが弱いので損切りで
切られてホッとするタイプの
私には不釣り合いな作品では
あるが,これが潜在意識の
願望だったのかもしれない.
なぜか鑑賞後はスカッと爽やか.
こんなにも簡単なゲームでも,
やはり賭けているものが
最も重いものが「命」.
それもあったりで,それだけの
ものを賭けると,現実離れは
感じるものの,映画鑑賞では
あまそんなことことも関係なく,
むしろ現実離れしているからこそ,
見ることができ,
ドキドキ感も半端ないのかもしれない.
主役は2人存在.
真面目な人が馬鹿を見る
この金利0の時代に,多重債務者で
パチンコ屋に入り浸る冴えない青年の梶.
そして天才ギャンブラーの貘.
その二人の出会いも偶然.
仕組まれた偶然ではなさそうだが,
やはり偶然に,
どんな場面場面でも
必然性が隠れているように思う.
彼らと対戦するギャンブラー側にも,
様々な事情を抱えており,
その人間関係,復讐劇も面白い.
八百長を見破る,八百長=嘘.
だから主人公は嘘を見破り,
相手を食べる.
そこで,「嘘喰い」というわけだ.
そしてそのギャンブルも
駆け引きというよりは
まさに頭脳戦.
しかしその見破り方が,
とっても,ねちっこい.
相手の術中にハマったように
見せかけおいて,
実は全て見抜いて,
全部相手に嘘を出し尽くして
からのバサ斬り.
そこがなんともスカっとする.
決り文句の
「アンタ,嘘つきだね」の
セリフ,耳障りがとてもいい.
ギャンブルに限らず
どんなものでも一定の
ルールがある.バレなきゃ何を
してもいいというルールも面白い.
ただしギャンブルを運営する
組織の方は,負けを踏み倒したり
勝負から逃れたモノを
徹底的に裁く.
約束は守れよ的なところもいい,
そして格闘あり,
アクションあり,ジョークもあり,
十分楽しめる
エンタメ・アクション映画には違いない.
投稿者プロフィール
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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