地図にない場所を目指す冒険の旅「アンチャーテッド」

アンチャーテッド

オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:プレステのゲームシリーズなので,
そんなに大したことないだろうと邪推.
本作はその予想を覆す面白さだった.
一瞬の出来事,これは一体?
といった突然のシーン.
いきなり冒頭に危険が…
その感覚なかなかの序盤戦のスタート.
その空中戦はハラハラ.ドキドキで
カメラアングルもいい.何の事?と
思わせてからの展開.急に時間が遡る.
まさに時間軸が過去に遡ったりする
あたりが映画の醍醐味.
アクション,エンタメ,
アドベンチャーなど複合的に楽しめます.
ワクワクするこのテンポ感覚,
鑑賞後にスカッとします.

あのスパイダーマンのトム・ホランド.
そしてマーク・ウォールバーグの共演.
本作の原作はゲーム「アンチャーテッド」
シリーズ.そんなこととは知らずに鑑賞.
ゲームの実写版はハズレかと思ったら,
以外にも,そうでもなく逆に,
むしろ面白いではないか.
トレジャーゲーム.
これまでも海賊のお宝探しの作品は多い.
あのパイレーツオブカリビアンの
ジャック・スパロウをもじったジョークが
あったりして,笑いもあり楽しめる.
やはり歴史には謎が多い.
考古学には何やら神秘的で
しかも未知なるものが
あるような予感さえする.
だからこそ,ワクワクが
くすぐられます.それで
自然に惹かれるところも
多いかと.
トレジャーハンターと
いえば,なんと言っても
あの名作インディー・ジョーンズ.
そうだ,恐らく本作品は
インディをかなり意識
していたんだと思う.
でも似て非なるもので,
ちょっとあの名作に比べたら
本作は軽い気もする.
それでも
樹分合格ボーダラインは
クリアしている.

トムホが演じるネイトの
過去の設定も,
兄弟の関係やその後の行動など,
様々に仕組まれていて,
見どころも多いのも確かだ.

宝地図に宝が記載されていない
あたり,まさに地図にない場所にこそ,
宝がある.
その設定,とってもにくい仕掛け
も魅力的だ.
トレジャーものにお決まりの
同じ財宝を狙う組織との
アクションも見どころ.
軽い代わりにテンポも早いので,
観ている方は退屈しない.
そして最後,
エンドロールにあった
オマケを見る限りは,
これはシリーズものになる
に違いないと確信した.
宝の争奪戦.騙し騙され…は
つきもの.ライバルではあるが,
とってもゆるーいライバル,
ルパン三世でいう
峰不二子的存在もいい.
その脚本もまたいい.

これはやはり,
大画面,大音響で
体験してもらいたい.
劇場で見るに限る.

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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