親友との同居…好きは諦めないことだ「やがて海へと届く」

やがて海へと届く

オススメ度:★★★★☆(4.0)
理由:同性同士の友情,
親友.親友が一線を超える
そんなこと,いくらでも
あってもいいのではないか.
それが愛に変わるかもしれない.

もはや異性も同性も
「好き」という感情には
無関係なのかもしれない.
最後は我慢ぜずに,
同性だろうが異性だろうが
自分に素直に「好きだ」と
告白する勇気も必要かも
しれない.

最後まで言い切れずに,
結局会えないのは辛い.
だから共感した.
その気持ちが
わからないわけでもない.
そんな気持ちが
ヒシヒシと伝わる作品だった.

彩瀬まるによる小説の映画化.
湖谷真奈役の岸井ゆきの
そして卯木すみれ役の
浜辺美波,最幸でした.

内気な「真奈」と,
その反対に言いたいことが
何でも自由に言える「すみれ」.
真奈とすみれとの同居.

なぜ最初の,あのアニメは
一体なんだったのか?
ようやく最後の方で
わかってきた.
あれは東日本大震災
だったんだ.
そして,あの沿線は
三陸鉄道だった.

序盤は,
わけが分からず,
徐々に徐々に,
その良さが
わかってきた.

途中で
震災ドキュメンタリー
映画のようなタッチに描かれ,
どの方向に
進むのか戸惑いも
見え隠れした.
が,それでも,
それでも,
心に残る.
悶々と過ごす
この切なさは何なのか.
後悔をここまで描くと
切ない.いい作品だ.

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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