史実と創作これぞエンタメ!「大河への道」

大河への道

オススメ度:★★★☆☆(3.0)
理由:面白い.笑える.そしてちょっぴり
感動もある.何とも言えない一致団結.
仲間っていいなぁと思う瞬間.現実には
そうでもないかもしれないけど,こんな
作品のような世界もあっても
いいんじゃないか.爽快軽涼なこの感覚.
凄みはないが良作です.たまにはこうした
気楽に観られる作品もいいですね.

話半分で,創作と史実半分ずつ
織り込まれている絶妙なブレンド作品.
「伊能忠敬」
地味でいて,実は日本地図を描くという
偉業を成し遂げた人物が
題材となっている.

大きなことを成し遂げるには,
多くの人の協力と志.
そして,それに加えて
ワクワクと共感が必要だ.

志の輔の新作落語が映画化に.
エンタメとして気楽に観られる.
思わず声を出して笑ってしまった.

地味な伊能忠敬を表舞台に出す
という突飛な作品で,そのうえ,
なんとも面白いのは,
伊能忠敬の映画であって,
忠敬がでないという作品…

軽いノリなのに,ちょっぴり
捻りがあって凝っている.
最近,骨太作品を選択することが
多い中,こうした作品を身体が
欲しているのかもしれない.

現代と江戸時代の
パラレルワールドの世界.

出演者全員が1人2役として
現代と江戸を行き交い演じている.
中でも主役忠敬オタクの
総務課主任に中井貴一.
時代劇といえば,
中井貴一だ.かれの演技は凄い.

果たして,「伊能忠敬」の
大河ドラマは実現するのか.

「伊能忠敬」を大河ドラマに
したいという千葉県香取市役所.

地域の活性化を図るために奮闘する.
地元の英人.伊能忠敬.
彼を持ち上げ,大河ドラマの開発
プロジェクトが立ち上がる.
そこにきて,実は,伊能忠敬は
日本地図を完成する3年前に
亡くなっていたという.www
その発想・創作が凄い.

彼の志を継いだ弟子たちによって,
その地図を完成されたという物語.

この創作をした
志の輔師匠が素晴らしい.

どんな思いで夢半ばにして
忠敬は亡くなったのか.
そして
弟子を信じて成仏したのか.
あるいは未練を残して
亡くなったのか.

その意思を継いで,
弟子が完成させる.

落語だけあって,
話の筋とテンポが鮮やか.
ポン,ポン進んでいく軽やかさ.
伊能忠敬記念館に
行ってみたくなった.

松山ケンイチ,北川景子,
岸井ゆきの,西村まさ彦,
平田満,そして草刈正雄,
橋爪功と豪華キャストだけに,
贅沢な作品だ.

投稿者プロフィール

天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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