音の効果を知ると映画の幅が広がる「ようこそ映画音響の世界へ」

映画音響の世界

オススメ度:★★☆☆☆(2.4)
理由:目に見える作品の裏には,
少なからず音響という
見えないものを見えるスパイスが
絶対に必要だ.
単なる声,効果音,背景音,
反響音など.あのトップガンでも
音響がなければ,作品の凄みは
半減するに違いない.
ただ,映画作品として観るよりも
「教養」としての作品性が強く.
最初から最後まで「音響」
やはり単調になって
睡魔が襲ってきたwww

しかし,決して悪い
というわけではなく,
あらためて音響が
鑑賞している我々に
与える効果というのは
絶大なんだと知りました.

長年の音響効果スタッフ
としての経験は半端じゃない.

さすがに
映画音響の歴史と
魅力を伝える
ドキュメンタリー作品だ.

そうしたオタクなら本作は
響く人にはタマラナイ
作品だろう.

音響とは音楽とは違う.

映画サウンドトラックも
70年代はモノラルだったようだ.

音響の効果を伝えるためには,
ルームシアターとして
5.1chのスピーカーを
組み込んでいる
サウンド・オタクならともかく,
普通はどうしても,そんなに大きい
スピーカーはない.
だからそうした音響効果を
期待するなら,ここはひとつ
映画館で観るしかなさそうだ.

音響マニアックなら,
おそらく★5つでは
ないだろうか.

音に関する映画の歴史が
缶詰のようになっている.

当時の貴重な証言,
映画のサウンドデザインの
歴史とこだわり.

「スター・ウォーズ」
「地獄の黙示録」
「エレファント・マン」
「インディ・ジョーンズ」
「ジュラシック・パーク」
「トイ・ストーリー」
「インセプション」
「ブラックパンサー」

「音」の影響力は大きいはずだ.
音がなければ,
如何に迫力のあるシーンでも,
効果は半減するだろうから.

サイレント映画から音響映画へ.
その技術進歩は目覚ましく,
今や音は立体.

スティーヴン・スピルバーグ,
ジョージ・ルーカス,
デヴィッド・リンチ,
コッポラにノーラン.
彼らが語るので,
より信憑性が増す.

サイレントからトーキー,
モノラルからステレオへ.
ドルビー立体音響へ.

まさか
チューバッカの声が
動物園の熊だったとは.

言われてみれば
納得です.

映画音楽に興味が
あれば是非お試しを

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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