2018.4.28_伏見ミリオン座で、『君の名前で僕を呼んで』(Call Me By Your Name)観ました。

Call me昨年のアカデミー賞作品賞の「ムーンライト」と同様に好きな人と嫌いな人に分かれる作品ですね。
倫理観とかいうよりも、純粋に17歳の青年の真摯な気持ち、それに打たれる。
エンドロール中に主人公の哀惜の表情が映し出されるのですが、その時の彼の表情が哀愁を誘います。

そして、17際の青年の父親の助言が凄い。

「痛みを葬るな」

全知全能の優秀な人間は、男女の隔たりなく、互いに尊敬しあい、引き合うもの。
自分の心をコントロール出来なくて、辛いことや苦しいこともあろう。それを押し殺し、その感情に蓋をすることをしてはいけない。
心は歳とともにかすれていくもの。だから、「感情を無視するのはあまりに惜しい」
美しい余韻が残る作品でした。

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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