アカデミー賞脚色賞ノミネートの「モリーズ・ゲーム」を鑑賞。
2014年の実話。1万ドルを掛けてポーカをする場所を提供する経営者。実は彼女は冬季五輪の花形モーグルの候補だった。FBIに逮捕される。
500万ドルの富を、一瞬にしてFBIに没収された。
ただ、この映画、会話が半端なく早い。
英語が早口。ついつい字幕を追いまくる。その字幕すら流れについていけないぐらい言葉のシャワーでした。面白すぎで、目が回る展開です(笑)
彼女モリーはアスリート、運動ができる人は頭脳明晰のいうセオリーに漏れず、彼女はハーバードロースクールに苦もなく入れるほど。
法律家としての道を歩まずに、あえて父娘の確執もあってなのか、ホーカールーム経営者への転身。経営には山あり谷あり。そしてロシアマフィアの手。
父親との確執。彼女自身の記憶の傷。トラウマ。アスリートの時の記憶、幼い頃の記憶。過去と現在をまるで波乗りサーフィンをするかのように。
エンドロール間際のチャーチルの名言、
ヒロインの父親役を演じるケビンコスナーのセリフもいい。
「成功とは、情熱を失わずに、失敗から失敗へと進んでいく能力である。」
勇気が湧いてきます。
もちろんヒロインのジェシカ・チャステイン。とても41歳には見えません。美しい。
失敗を次につなげる。
彼女にとって失敗とは単なるデーターエラー。経験の一部。次に繋げるデータとして処理し、成功するまでやり続けるんだろうなぁ~。
彼女には芯がある。ど真ん中にブレない芯。彼女の志には安心感があるように思える。一流とはそういうものかも知れません。
良かった。
投稿者プロフィール
-
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
詳細プロフィールはこちら。
最新の投稿
- 2024年4月23日映画『陰陽師0』
- 2024年4月17日映画「オッペンハイマー」
- 2023年11月27日映画マルス信州蒸溜所を思い出した「駒田蒸留所へようこそ」
- 2023年11月27日学会令和5年 電気学会電力エネルギー部門大会テクニカルツアー奥美濃水力発電所(2023.09.06)