2018.6.7_「レディ・バード」観ました

アカデミー賞ノミネートされた作品「レディ・バード」レディ・バード
母娘の確執。ともに共感することもあるが、毎日のように喧嘩をするような仲。
特に高3の娘役のローナン、母親役のメトカーフの演技が素晴らしい。
娘が好きでたまらない母親、だからこそ声を荒げ娘を叱る。
母から褒められたいけど、つい感情的になってしまう娘。友人との関係。
葛藤。
おそらく米国の家庭では、しばしばこうした場面が繰り広げられているに違いない。
高3の娘が、高校卒業して大学へ入学するまでの1年間の日常。
カリフォルニアのサクラメントの情景。この街を愛する母。
東海岸に憧れる娘。
大学進学で地元を選択するか都会を選択するか。

それをこれほどまでに、描写的に、切り取って表現する。
映画というのは凄いと感じる。
あの限られた時間で、リアルに訴えるような表現できる映画。
そんな映画に出会うと嬉しくなります。

言葉一つ一つで人を励ますことも、また反対に傷つけることもできる。

人と人が会話する、コミュニケーションでこれほど引き込まれる映画ができるんだ、と感心させられます。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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