2018.6.13_『羊と鋼の森』観ました。

めちゃ泣けた。「蜜蜂と遠雷」と重なった。『羊と鋼の森』

羊と鋼の森共通点は第一に、ともに共通の楽器「ピアノ」
奥が深い。羊のフェルト、ハンマー、それを支える木製のシャンクと呼ばれる棒、鋼。ピアノの音楽に加えて、映画ならではの映像が美しい。
非常にデリケートなピアノ、調律師、ピアニストもストイックである。
極めるとはそういうことかも知れません。
「ストイック」第二の共通点である。「蜜蜂と遠雷」もこの「羊と鋼の森」も、ストイックなまでにこだわる。仕事とはプロ。プロフェッショナル。
ここまでこだわるのがプロ。その極めるという凄さに、またまた涙しました。

この映画では、人間関係は至って簡単で、彼らは交わす会話は少ない。
それでも、ここまで人を引きつける表現ができるのが、まさに「映画」なんでしょうね。

美しいの一言。心が洗われるようでした。

森も綺麗。北海道の映像ではあるが、私には自分が行ったことのある北アルプスや上高地、乗鞍を想像させる。感性が研ぎ澄まされ、森の匂い、風の香りがスクリーンいっぱいに感じられる。

三浦友和が演じる板鳥さんのセリフがいい。
作家の原民喜が憧れているという文体が、それが板鳥さん自身が「理想の音」だという。その一節、
「明るく 静か に 澄ん で 懐かしい 文体、 少し は 甘え て いる よう で あり ながら、 きびしく 深い もの を 湛え て いる 文体、夢 の よう に 美しい が 現実 の よう に たしか な 文体」それが理想の音だと。

そして、実直な外村青年を山崎賢人が演じている。ピアノを調律する目がとても澄んでいて吸い込まれそうで、これもいい。

そして、エンドロールには、
久石譲(作曲編曲)辻井伸行(ピアノ)のThe Dream of Lambs.
エンドロールまで涙でした。

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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