「終わった人」ようやく、観ることができました。

内館 牧子さんの小説の映画化。前々から気にしてました。ようやく観ることができました。舘ひろし演ずる田代壮介、そして黒木瞳がその妻を演ずる。そして、なんと内館牧子さんも出演している。あれ、どこかでみたことあるな?あの横綱審議委員を務めた内館さんだ。(笑)
終わった人

田代の花束をいただいて、お迎えの車に乗ったときのセリフ。
「定年って生前葬だな。これからどうする?」

それと「散る桜、残る桜も散る桜」

これは良寛の辞世の句と言われている歌。「散る桜のことを哀れ見る残る桜もいずれ散る。今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。」限られた命は平等。
無常ということかも知れませんね。

人生の意味、生きる意味。仕事の意味。生きがい。考えさせられます。

上映の前半は、字幕に「終わった人 1日目」…2日目、…3日目と、きた時には、お笑い系の映画と思いました。
いえ、そんなことはなく、後半は、色々な角度で考えさせられる…。それがいい。

田代は、大銀行の支店長まで登りつめ、後は役員候補と揶揄されながら、結局は子会社に出向・転籍し、そのまま定年。

定年した後は、毎日が日曜日。

あのベストセラー。
著者の楠木さんは保険会社の支社長でしたが、「定年後 – 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) 」と重なりました。

妻は現役で忙しい。夫ののんびり北海道の温泉旅行のお誘いには気乗りしない。
他方、定年を迎えた高齢者は、図書館、ジム、公園の散歩。なんとなくこれでいいのか?
いざ、再就職する際には、学歴や職歴が邪魔をする。

「それでもまだ生きていいる。終わっていない。」
石川啄木と宮沢賢治。盛岡の風景。
「思い出(過去)と戦うことではなくて、ここ(今)からどう、生きるか。」

生き方について、考えさせられました。

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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