『焼肉ドラゴン』家族の絆に涙あり笑いあり。

焼肉ドラゴン焼肉ドラゴンの夫妻はともに済州島の出身。
これまで「済州島4・3事件」その悲劇も知らなかった。
焼肉ドラゴンの亭主、龍吉。
「働い、働いて、働いた。故郷に帰るのをあきらめた、故郷は近い、でも遠い。ものすごく遠い」止めずに働くことしかない。そして、この日本に住み続けるしかない。「わしらはここにしか居場所がない、ここしか行くところがない」その心境。やるせない想い。

子どもたちはいずれ、それぞれが幸せを求めて、巣立っていく。

家族の絆。母親の言葉も重い。
「ばらばらになっても家族はつながっている…それを忘れてはいけない」

そして、最後は夫婦が残る。
「うちら二人だけやですな…」

確かにそうた。

「たとえ、昨日あどんなでも、明日はきっとうえぇ日になる」

今やれることを必死にやっていくしかない…
そのことをあらためて感じた作品でした。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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