「八日目の蝉」観ました

8日目の蝉

「八日目の蝉」観ました。

蝉は、地中に2年から5年居て、地上に出てたら一週間で亡くなる。
雄は7日目で亡くなり、雌は8日以上生きて産卵する。
雄の蝉、大半の蝉は7日で亡くなる。
雌が8日目以降も生きるという。
雌は雄が居ないけど生きている。
それは雌の蝉にとって、本当に孤独で悲しことなのだろうか。
8日目以降の生き方。
それは生かされた日であり、生として与えられた日でもある。
「八日目の蝉」

希和子演ずる永作博美、臨場感あふれる演技。
そして恵理菜演ずるのは、先月7月上旬に観た「焼肉ドラゴン」にも出演していた井上真央。どちらも凄い。スクリーンに惹き込まれる。

考えられない境遇。
日常の生活では、
普通の生活では、あり得ないからこそ逆に平凡な日々に対して有り難さが募る。

「あなたみたいに、空っぽになりたくない」という言葉はどれほど傷つける言葉なんだろう。

胸に刺さる言葉の数々。

生きてさえいれば、笑える日もある。素晴らしい時を過ごすことだってある。
女性の実直な生き方に対して、男性の身勝手さ。
責任を取らない最低な男たち。

心が痛い。面倒から逃げないこと、その場限りで繕う言葉に腹が立った。

美しい小豆島の風景。「二十四の瞳」の舞台の校舎。

胸が締め付けられる。泣けて、嗚咽が止まらない。
とても創り込んであって、奥が深い。もう一度観たい映画がまた増えた。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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