「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」観ました

「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」は、ドイツではなくて、フランス映画です。手なしむすめ

1800年初頭に書かれた「グリム童話」。その中の「手なしむすめ」の映画化。
グリム童話はドイツのメルヘン集と言われるが、その残酷さからメルヘンとはとても思えません。

貧しい生活をしていた家族。それでも心は幸せか不幸せか。そこが問題。少なくともお父さんは貧しい生活に疲れきっていた。
だから悪魔と取引をする。金持ちが幸せなのだろうか?
娘を差し出すが、あまりにピュアな娘は純粋で悪魔が手を出せない結界を持っている。どんなに表面を汚く汚されても、両手はいつも清潔だった。
悪魔は父親に斧で両腕を切断するよう命じる。両腕を失った少女であたが、傷口を清めたために、悪魔は手が出せない。それでも悪魔はその娘を諦めていない…。
悪魔に散々な邪魔を受けても尚、純粋な気持ちだからこそ数年間も諦めない夫。
残酷な場面も性的な表現も、純粋さも、母性愛も、忠誠心や、勇気も、何もかも隠しごとがなく、純粋にしかも極端に思いのまま表現するのがグリム童話かも知れません。

山、川、太陽の恵み。畑、果実。すべてが神々。
しなやかな心。諦めない心。
童話でも、こんなに手に汗を握ることがあるのだろうか?
こんなにも奥が深く描けるものなのだどうか?
こんなにも力強く、しかも純粋でありながら、絶対に諦めない生き方を表現できるものなのだろうか?

胸に刺さるアニメーション映画でした。映画に感動した。