「響 -HIBIKI-」観ました

響マンガ大賞2017大賞受賞の柳本光晴「響 〜小説家になる方法〜」の映画化。漫画の方は長編で、映画はその一片を垣間見る形になった。でも、オリジナル性もあり2時間余りでよくまとまっています。もちろん、あり得ないシチュエーションもあるが興ざめすることなく、グイグイ引き込まれ見応え充分な映画でした。自分には程遠い存在「響」、そんな英雄ヒロインにあこがれてしまう。できない現実を映画に求めた方も多いかも知れません。

天才作家の女子高生、鮎喰響(あくいひびき)を演ずる欅坂46の平手友梨奈。まさにピッタリのはまり役だった。天才作家ではあるが、次に何をしでかすかわからない響。予測できない次の行動に、暴力的なシーンに、ハラハラしてしまう。それでもスッキリします。スッキリと心配事が入り乱れる感じ。これぞ映画の醍醐味。

さて、私なりの響きの解釈ですが、
天才作家となった所以は、もちろん膨大なインプット、ほぼ1か月で20冊の小説を読むという。そして、読んだ感想を的確に言い当てるアウトプット。まさに高速回転がなせる業。
そして響の思想は「第一人称で考える」ということ。自分んがどう考えて、どう思ったか。
他人や世間がどう見ているとか、どう考えているかは関係ない。他人に迎合しない。そんな女子高生。
他人の悪意(鮎喰)にカチンとスイッチが入り、共鳴(響)し、つい反射的に行動してしまう。

そのメガネの奥の鋭い目。アクション。それで居ながら動物園で楽しく遊ぶ姿は、少女らしい姿も見せる響。平手友梨奈は、まさにハマリ役だった。

一生懸命に努力しても報われないこともある。しかし、それでも努力をし続けるしかない。現実は残酷な結果を用意していることもある。そんな現実の中、人とのつながりも描かれた作品でした。