
ベルリンの壁ができる前の東ドイツから西ドイツに亡命した高校生の実話を元にした作品です。東ドイツの恐らく優秀な有名高校の生徒なのだろう。そんな党のエリート養成高校なんだろう。そのような高校で、起きるほんのちょっとしたこと。最初はそんなに大したことないと思いつつ、それが大事になってしまう恐ろしさ。モノの考え方、イデオロギーや政治における触れてはいけない事項。そうしたモノについつい触れてしまうと大変なことになる。当時ソ連の影響下にあった東ドイツであれば当然かもしれないが、社会主義国家への反逆行為として観られてしまうのだ。それが現実の世界にあるのだ。最近も温泉探査でスパイ罪で起訴された一もいるので、まんざら遠い話でもない。
“「僕たちは希望という名の列車に乗った」観ました” の続きを読む