
人は結局は
いろんな出来事に巻き込まれながら、生きていくしかないのだ。
とっても、重い課題を突きつけられた作品だ。
罪の意識か過去のトラウマなのか。
せっかく今を生きているが、
過去が未来を、
未来が過去を変えて行くものかも知れません。
ー テーマは Let's Enjoy! ー
人は結局は
いろんな出来事に巻き込まれながら、生きていくしかないのだ。
とっても、重い課題を突きつけられた作品だ。
罪の意識か過去のトラウマなのか。
せっかく今を生きているが、
過去が未来を、
未来が過去を変えて行くものかも知れません。
この短い限られた時間の中で作品に落とし込む技術というのは
まさに映画の醍醐味。
事実は客観的に物事を捉えたもの。
真実は主観的な立場で捉えたものだ。
起きた事象は一つでも、
違った人の立場からモノを見ると違って見える。
娘から見た母。母の自分から見た自分。
あるいは夫から、孫娘から。
「事実」というのは「誰から見ても変わらない、
実際に起きた出来事」であるし、「真実」はその「事実」に対して、
いろいろな人それぞれ立場、ものの見方や解釈があり、
多面性を持っているのだと、あらためて感じた次第。
蒔野のセリフに
アランの言葉を借りて
『尊ばれないことは忘れ去られる。
これは、我ら人類の最も美しい 掟の
一つだ。』といい、
そして、
「人は、変えられるのは未来だけだ
と思い込んでる。 だけど、実際は、
未来は 常に過去を変えている。」と。
そして、 それは「変えられるとも 言えるし、
変わっ てしまうとも 言える。」のだと。
過去とは繊細なのだ。
グッと刺さるものがありました。
素晴らしい文章表現だと思う。
銀英伝は簡単に言えば、2つの勢力が銀河を巡って繰り広げる壮大な物語。
その中でも今回の作品は、互いの2つの支配勢力でそれぞれ起きた事件。
権力闘争やクーデター。今日でも世界のあちらこちらに起きています。
これはもはや、SF漫画ではない。漫画を超えています。
歴史から学ぶのではなくて、漫画家から学ぶこと。
世界史、倫理、経済…、社会勉強になります。
本作品はこれまでの価値観や常識はどこかに追いやられしまい、
新しい価値観を構築されていく。
自信を失っていたティーナが自己肯定感を高めていくシーン。
本当はどんな生き方が正しいのか。もともと正しいも正しくないもないのだ。
結局は自分が良いと思う道を進むしか、ないんだよなぁ。
自分のことを信じられずに一体だれの可能性を信じるのか。
まただれを頼るのか。
そう思うと、まんざら自分の人生も、また、
どんな人の人生も捨てたものじゃないのかな。
なかなか良かった。
オススメ度:★★★☆☆
理由:笑ったり、涙ぐんだり、
ハラハラしたり、多面的に味わえる作品です。
前回のマレフィセント1では、話の展開が早すぎて、
感情移入が追いつかないこともあったが。
今回は、作品を通して何が課題で、何を求めているのか。
よくまとまっています。バランスの良い安定した作品です。
壮絶な人生。12歳から孤児として育ったトールキン。
やっぱり持つべきものは学友だ。
それも高校の時の学友。
高校の学友というのがその後の人生を左右するのかも知れません。
久々に鳥肌のたった映画作品に出会った。
孤独。仲間の裏切り、身内の裏切り。絶望。
底辺から這い上がるには、怒り。憎しみ。
こうした人間味溢れる悪の描き方もあるのではないか。
スター・ウォーズのアナキン・スカイウォーカーと重なって見える。
暴行、相手を抹殺したときの高揚感。この作品は凄い。
やりたいことが、少女のやりたいことと共鳴したようにも感じられ、
余命宣告で悲しくること、悔しい思い。
そうした思いよりも
それがリストを実行することで、笑えることが増えること。
そして心残りが少しずつ解決に向かう喜び。
素直に感情が移入して泣けました。
でも…ちょとモヤモヤ感。
それはたぶん水戸黄門的な勧善懲悪すっきり型の作品のせいかな?
出会いとは、時に悲しい結末を生む。
ご縁という偶然の出会い。それが運命を左右する。
でも、それが人生なのだ。
階級社会の中で、人間の弱さ、ずるさ、優しさ…
すべてが凝縮されている作品だ。
太宰治小説、斜陽や人間失格が頭をよぎる。
人はそれぞれ実は隠された秘密があったり、
小心やずる賢さがあったり…。