朝8:00発の「南京」行きの新幹線に乗に乗るために、昨日空港から宿泊するホテルまで案内していただいた彼女と7:30に待ち合わせ。昨晩確認した上海駅北口である。
さて、中国版新幹線「高鉄」(英語表記はCRH)について「地球の歩き方」P26では、「外国人の事前ネット購入は不可」と書いてあった。しかしそれは誤り。民間旅行手配サイトにお願いしなくても、スマホアプリ「鉄路12306」で予約可能なのだ。ただし、これも中国通過が預金銀行にないとNGのようだ。つまり、中国国籍の方にお願いするしかないのである。そこで先日知り合いの中国人留学生にお願いして購入予約ができた。パスポート番号や氏名は必要ではあるものの、指定方法はほぼ「JR東海のエクスプレス予約」とほとんど変わらない手軽さである。そして外国人が切符に交換する場合は、自動発券機では切符の発行無理で、窓口でパスポートと一緒に予約番号の画面を見せる必要がある。このため、出発当日は慌ただしいので、事前に切符を取り出しておいた方がスムーズである。切符にはパスポートナンバーと名前が記載されている。運賃は安い。二等席で約140元(1元約15円)これで乗車券+特急券の値段である。一等席で約220元だ。安い。
もちろん、地下鉄と同様に上海駅に入る時にも安全検査がある。中国では、いたるところで、日本の新幹線のように飛び乗りはできない。時間にゆとりが必要だと思う。加えて今日は端午節で連休だから、家族連れなど人が多い。
はじめて乗った中国の高速鉄道。やはり車窓からの眺め。キョロキョロしてしまう。二等席は日本で言う普通席。そして、一等席がグリーン席、その上にビジネス席がある客車は大きい声と、スマホからの音量に遠慮がない。しかし昨日の地下鉄でも、同様だったので、二日目には慣れてきた。並行して新幹線が走っている。
さて、上海から南京までは約300kmである。しかしノンストップではなく、途中停車の駅があったため所要時間は約2時間だった。上海から南京まで、途中で停まる駅は、蘇州(上海から約30分)無錫(上海から約40分)常州(上海から約1時間)蘇州を過ぎてから、車窓を眺めると、イオンモールが見えた。
上海駅も南京も2つある。とにかく人の移動も多いのだろう。そして、新幹線も色々な種類の新幹線が見える。
ひとつひとつの駅が大きい。無駄に高い天井などを見るにつけ、こうしてみると日本は合理的で、コンパクトシティとなっていると思う。コンセントも通路側、窓側ともにあるのは嬉しい。
さて南京に行く目的は、博物館です。日本人があまり行きたがらない「南京大虐殺紀念館」だ。中国表記では「侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館」である。つづく。
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人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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