涙と笑いありでバランスのいい作品「ソー:ラブ&サンダー」

ソー

オススメ度:★★★☆☆(3.4)
理由:少し厳し目な評価かも.
決して悪いわけではありません.
エンタメとしては私の中では
鑑賞必須の作品です.
スパイダーマン,
ドクターストレンジ,
それに引き続き今回はソー.

本作は過去の作品を
観たほうがいいかもしれません.
でも本作単体でも,
十分に理解できるよう
構成されている脚本がまた
素晴らしいです.
未鑑賞過去作の
多くても気になりません.

邦画タイトルも原題のまま.
Thor: Love and Thunder.
監督・脚本は,あのアカデミー賞の
「ジョジョ・ラビット」
タイカ・ワイティティ.

雷神ソー.
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)29作目.
そして「マイティ・ソー」シリーズ第4作にあたる.
本作では「アベンジャーズ エンドゲーム」の後の世界だ.
ガーディアンズと共したソー.
結果として,ソーが帰還できたからこそ,
「神殺し」の悪役ゴアと戦うことができる.
悪役「ゴア」も元々は悪人ではない.
神にあれだけの仕打ちを受ければ,
悪も芽生えるというものだ.

ソーの元恋人ジェーン.
本作では,そんな彼女が,
新たな「マイティ・ソー」となる.
ペアでタッグを組み,悪役ゴアに
立ち向かう.

猪突猛進する山羊.
(猪ではありありませんwww)

エンドロールの後の流れから,
今後どうなるか.楽しみだ.
ゼウスの反撃,そしてジェーンの復活.

神の怠慢,神がこんなに
無慈悲で良いのか.
娘を失った深い信仰心の男が,
憤るのも無理はない.
魔剣ネクロソードに
魅入られて神々への復讐を誓う.
そして悪人「ゴア」と化身する.

その心境は,
アナキン・スカイウォーカー
(ダース・ベイダー)の世界と同じ
ダークサイドだ.

神の中にも本当に
こんな,カスやクズのような
神が存在するのか.考えるだけで
腹立たしい.あそこまでされて,
復讐や仕返しは良くないとは,
何事だ.と思ってしまう.

理不尽さと矛盾の中,
どれが正義で道徳に反するのかも
本当にわからなくなる瞬間が多い.
そんな中にあって,
あまり考えずに
観た方がいいように思います.

ところで,
あの「ソー」が,
あんなに成長するなんて.
あの超わがままな「ソー」
彼が,神殺しの悪役ゴアを
倒すため,神に協力を求めるとは.

一人では限界がある.
だから協力をお願いする.
頭(こうべ)を下げる.

といって,自分が何もしないと
言うわけではない.
出来ることは人に頼らず,
自分ですることだ.

人を応援する.協力する.
素直に頼むことも時に必要で,
そうすると人徳が身につく.

必死に健闘している人が
いれば,必ず,
そこには応援してくれる人が
存在する.互いに相互に高め合う.

それがいい,

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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