読書しました『やる気のスイッチ! (Sanctuary books) 』山崎 拓巳 (著)サンクチュアリ出版

やる気スイッチ

今回の一冊は、初版が2008年、重版で第20刷が2013年。これも前回紹介しました『海馬ー脳は疲れないー』と同様、「スマホ留学」英語カリスマ講師の塩原祥之さんのオススメの中の一冊です。塩原先生は、この本で救われたとしています。「やる気」と「行動」の間には因果関係があり、それを知ることで、思考をポジティブに持つことができる。さらにはそれを継続できる。「継続は力」。

「やる気」は一瞬のもので、すぐにその意欲は消失してしまう…。思いついた時は、そう思ってもすぐ忘れてしまう。「私って、なんて情けない人間なんだ。」そんな気まぐれな私。そんな思いを打ち消す術。それを知りたい。冒頭ページもめくると、

「昨日のやる気を、今日は出せない人へ。」

この言葉、刺さります。さっそく、本書のポイントを紹介します。

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・誰もが「やる気スイッチ」を持っている。しかし凡人と成功者の違いにはその持続性が違う。「その気」が冷めないような工夫ができるかどうかだ。凡人の場合は良いことがあるとやる気が出て、悪いことがあるとやる気が削がれる。外部環境にすぐに左右されやすい。でも成功者は、心そのものをコントロールする術を知っている。やる気スイッチはONのまま、スリーブ状態にしておく。水分補給をしながら。空っぽにはしないようにすること。

・言葉は言霊。すごいことはあっさり起きる。すべてうまくいっている。私は光を選択している。おまじないを言うことで引き寄せが起こる。はじめに言葉ありき。知らない言葉はどんどん記憶に残していく。音を覚え、意味を知る。否定的なことばを使わない。たとえば、「転ばないで」と言うより、「うまいね、上手だね」とポジティブな言葉のほうがいい。

・望んでいることは「家がほしい」と言った漠然な言葉ではなくて、「家を建ててもう、2~3年になるなぁ~」と現在完了形にすると良い。すでにできた自分を想像する。できる自分を想像してセルフイメージを変えていくこと。

・自分ルールで制約しない。殻を破る。そして辛い時には、「な~んちゃって!」とか「というのは、嘘っそー」と言ってみる。「修行だ修行だ」とかポジティブ変換する。モヤモヤした時は、そのままにして置くとどんどん、ダークサイドが増幅する。その気持を紙に書いてみる。紙に落とすと、以外にも簡単に落ちることが多いことに気づく。そして、解決を望むのではなくて、解決した清々しさを想定することが大事だ。

・一日一回はひとり会議をする。思いつくまま紙に書いてみる。気持ちを高ぶらせる。自問自答する。一人芝居で。昨日の自分は記憶、明日の自分は希望。記憶は良かったことに書き換える。明日の希望には妄想日記が良い。制約条件を解き放して、ワクワクした気持ちで書いてみると良い。予定表は後からワクワクするように書く。ポジティブな言葉に囲まれること。人の良い面を褒める。

・ひたすら反復して車の運転みたいに無意識でできるまでにしちゃおう。集中して静寂を保つ。焦らない。やりたくない時、自身おだてて、やってみる。・とりあえず、巧く入っている人の話をメモする。それは後からスイッチが入る。そして、憧れの、師匠に直接出会って溶け込むこと。雰囲気オーラーを感じること。メンタルブロックを外していく。

・自身の欲に「公」を加える。するとそれは志になる。目標はどうやって達成するより、どうやって設定するかが大事である。大中小の3レベルを用意。最低のレベルは死守。耐えず一流に触れていく。思ったことが現実になる。そして現実は自分が作り出している。良いことを思うと良い結果が生まれる。とにかく紙に書くとその実現が早い。

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読んでみて、確かに、既に知っていることも多かった。しかし、私の師匠である樺沢紫苑さんが「知っていることがやれているのかは別である。」のとおり、本から何を学ぶのか。

そういう意味では本書は、その実践方法が非常にわかりやすく、書かれています。

シンプル・イズ・ベスト。人は簡単なことからなら始められますが、複雑なことは長続きしませんから。本当の目的は何かを実現させることであって、決して、やる気スイッチを入れることではありません。目的、夢と言っても良い、そのためにすべき、心の面を説いている良書です。平易な言葉の連続でありますが、その中でどれだけ、自身に中に取り込んでいけるかどうかが鍵なんですね。