梶原豊先生(高千穂大学名誉教授)のご講演コメンターさせていただきました

資料

「グローバリゼーション・技術革新・高齢化・高学歴化の進展と企業内教育―1980年代〜2000年の推移―」と題して、梶原先生のご講演です。6月15日(土)「日本産業教育学会 企業内教育部会 2019年度第3回研究会」でした。

今回のテーマであるちょうど81980年~2000年の推移というと、ちょうど私が工業高校を卒業して18歳で就職したのが1980年。まさにこの時代を企業で生きたことになる。
梶原先生は、80歳代ではありますが、とても柔軟な考えで、また聡明であり、素晴らしい方だと感銘を受けました。
1960年代からわが国では、企業の人材育成に資する企業内教育の一環として、米国の人的資源管理・人事労務管理の手法を手本として、CCS、MTP、TWI、さらにはJST、CDP(プリマハム)なども導入された。加えて職種転換教育はトヨダで実施されたようです。
1968年に「能力主義管理」が台頭し、1に体力(タフな人)2に適性、3に知識。。4に経験、5に性格。6番目に意欲。これはSONYで導入されたようですが、定着までには至らなかったということでした。1968年代のこの能力主義は、今でも一定の評価がなされても良さそうな内容ではないかと感じました。
1980年代は専門性、事故の考えを理論的に説明できる人、いわゆる意思表示ができる人。そし関連領域、コミュニケーション能力としての英語、精神的な強さが求められるようになったとのことでした。背景には第一次、第二次石油ショックがあったようです。また、80年代は中高年齢者の活性化が課題とされていたようで、今も昔も変わらないようですね。
1990年代は東西ドイツの統一、山一證券の廃業、そしてM&Aとしr当時はまだ珍しい状態で、西武や東急電鉄が実施した時代です。産業構造がお大きく転換した時代でした。当時から日本的な新卒一括採用は廃止すべきと梶原先生は唱えていたそうです。グローバル化を見据えると、日本的経営の象徴である年功序列、終身雇用、企業別組合とか、起案、提案、回議、決裁といった決裁主義も見直す時代だったかも知れません。
そして、2000年代に入ると、企業内教育もリカレント教育の時代となった。学び直しの時代。ここで面白い統計がある。学び直した人は企業の補助ではなくて自腹の人が伸びているということ。これはまさに自己啓発ということではないだろうか。表現力の乏しい人は偉くなれない時代。変化が激しくなってきたので、表現の乏しい人はリーダに選抜しない時代になってきた。それは意思決定ができない人では経営に向かないためなのだ。
インベーションが求めれる時代には、アグレッシブに頭の切り替えができる人が必要とされる。
今回の研究会に参加して、私も常に、アンテナを研ぎ澄ませ、梶原先生のように社会に少しでも貢献できるようにしたいと思った次第。こうした機会にご縁をいただき、本当に感謝感謝。