今年二度目の八丈島

海

前回の八丈島は雨を体験しなかった。今回は初日から雨の八丈島。雨は雨で、これもまた風情がある。視界不良のために欠航の恐れもあったが無事に到着して良かった。二日目の朝を迎える。今日は絶好の行楽日和。天気もいい。

二度目の八丈島は、仕事以外にも学ぶことが多い。やはりこの八丈島の手軽さというか、沖縄とはまた違う独特の雰囲気がある。

もちろん、いつもと同じ仕事関係や友人関係のメンバーでない人との繋がり、だからかも知れません。そういった繋がりが、どれほど大事なのかが、ここに来て良くわかります。

日常の中の非日常。これが同じ時間の使い方とは思えない。不思議な時間。おそらく場所を変えるということは、空間を変えるということだと思う。

時空を超える。時空とは文字通り時と空間の2つ。

時に関して言えば、現在の技術では時間を越えて、あちこちに旅することはできない。場所のみの移動は可能なのだ。時間は越えられない。戻ることもできない。セピア色に染まった記憶。それも自分が残した僅かな記憶と他人が残した記憶。それが記録となる。過去に行くのは、そうした記録を垣間見ることにしかならないのだ。逆に未来については創造(想像)の域を脱してはいない。

でも空間は越えられる。近場の移動よりも、遠くの移動の方が、本当にはるかに学びが多いと感じるのは何故なのだろうか。

そこにはやはり、原理原則が働いているように思えてならない。時空を越えた旅が多い人ほど、アツイ人が多い、今は時を越えられないが、そのうち越えられるとしたら、どの時点を旅するのだろうか。とても気になるところである。

島の特産である島寿司はじめ、明日葉。そして島酒。どれも美味しいと思ってしまう、郷に従とということは、そういうことかも知れません。普段は見向きもしないのに、ついつい食べたくなる。島の特産と思えば思うほどである。しかし不思議なことにこうした島の香りや雰囲気にいつの間にか取り込まれてしまうのだ。それは島が好きとか嫌いと言ったレベルではない。むしろそうした次元を越えた別の世界なのかも知れない。

本日の夜はバーベキュ。いつもと違ったメンバーで食べるバーベキュは格別だ。普段と違った人たちと通わせる言葉というのを紡ぐということ。一見些細な行動かも知れないがく各自自分のために必死で動いていることもわかる。

普段の日常の通勤通学生活では味わえないこの空間を楽しみたい。

ありがとう。ご縁に感謝。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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