ほっこりする作品、17世紀に建てられたカントリーハウス「ダウントン・アビー」

ダウントン・アビー(1)

オススメ度:★★★☆☆
理由:国際線の機内で観ました。
映画館ではありません。
王妃と知らずに
「あなたにとって本当に大切なものは何か?」
ぐさっと刺さるフレーズが印象的だった。

本作品はテレビシリーズの延長らしい。
テレビの内容は知らなくても十分楽しめる。
中身てんこ盛りの割には、しっかり楽しめるのだ。
華やかな貴族の生活。これを維持するのは大変だ。
時代遅れというべき貴族の生活。そのあり方に悩む長女。
人の良さそうなそれぞれの家族との問題。
使用人たちの悩み。
映像が美しい。当時の情景が味わえる。
人間味ある作品でなかなか良かった。

当時は、英国貴族の邸宅に
王様と王妃が表敬訪問するらしい。
さすがに国王が滞在するとあっては、
それは大変だ。
本音なのか建前なのか、
歓喜に沸きながらも、準備に余念がない。
出迎える数日間を描くエピソードがいい。
それはそれは一大イベントである。

貴族の邸宅「ダウントン・アビー」の人たちは大変。
そういう時に限って起きるのが事件やハプニングだ。
よりによってこんな時に…と言いたくもなる。

それにしても横柄は王室の使用人たち。
王様より先に来ては、
明らかに「ダウントン・アビー」の使用人たちを
見下している。

そこにエピソードがてんこ盛り。
わずか2時間余りにアレだけのエピソードだ。
時代遅れの貴族。
貴族も生き抜くこと維持することも大変だ。
もちろん、給仕たちも大変だ。
大変な人たちの連続だ。

ホントこれはテレビドラマの内容は知らなくても、
十分楽しめます。登場人物は多いけど、
意外に共感できる点も多い。

見下している人たちをギャフンと言わせるあたりもいい。
見ていて心地よい気分になります。
愛やロマンスもある。

セレブ感が半端ない。
見応えがあって満足感も味わえる。

上下関係は厳しい。下人は上人には逆らえない。
この歴史ある階級社会は、むしろ伝統なのだ。
生まれながらにして、決まった宿命。
それでもすべての人は、自身の役割の中で生きているのだ。
階級社会とはこういうものかと、
作品を通じて垣間見ることができる。

英国の伝統的なしきたり。
これに加えて資本主義の流れ。新しい価値観。
新しい価値観に対して、
それをむしろ愉しんでいるかのような振る舞い。

みんないい人ばかり。変化に対して拒否するのでもなく、
変化を受け入れつつ柔軟に対応する姿勢。
その前向きな姿勢が共感を得る。

同じ生きること考える時、
「アイリッシュマン」とはまた違った生き方。
環境も違う言葉も違う、
いろいろな生き方があるんだ。
ほっこりする作品だ。

ちなみに映画館で観た映画ではないので、カウント外です(笑)

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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