2本分の愉しさ「THE BATMAN-ザ・バットマン-」

バットマン

オススメ度:★★★★☆(4.4)
理由:DCコミックスの
「バットマン」まさに
「ダークナイト」に引けを
とらなかった作品だっだ.
なかなか良かった.
ゴッサム・シティの市長も
そして検事も,権力の中枢は
みんな腐っている.社会秩序も
まともではない.
権力者は賄賂や汚職まみれ.
極悪人リドラー.コイツは悪だ.
でも法律を守ってさえいれば,
正義が通じるとは限らない,
DEATH NOTEの
存在を思い出す.

DEATH NOTEは犯罪では
あるものの独裁の元では
社会浄化されるのは違いない.
ブルース・ウェイン/
バットマンは方で
裁けない不正を正すのだ.

彼は父親の復讐
のためなのか.
それとも正義なのか.

ブルース・ウェインの
感情.父が犯した罪を
背負う.背中の傷.
長時間で2本分.
いや2本分愉しめた.

ギャングの悪の
ファルコーネ.
腹心ペンギンの
キャットウーマン.

善意だと思ったら,
実はそれは偽善だった.
どこまで本当に
信じていいのか.
とんでもない極悪非道な人々.

本作の犯人からの謎解き…
古めかしい気もするが面白い.

表面上は取り繕っていても,
心は悪に染まっている.
そんな人物の描写が見事.
尊敬する父親というものは
息子の前に立ち塞がる
大きな障壁なのか.

人間模様を愉しみながら
観られる作品だ.

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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