2018.5.7_伏見ミリオン座で「心と体と」観ました。

心と体とハンガリー映画。アカデミー賞外国語映画賞のノミネートされた作品。
ハンガリー、ブタペスト郊外の食肉処理場。品質監査人を務めるヒロインはコミュニケーションが苦手な堅物。
上司の片手が不自由な部長は彼女を気にするも、うまく噛み合わない。
そんな二人の共通点。それは同じ夢を観ること。「鹿」
一緒の時間に寝ると、不思議なことに同じ鹿の夢をみる。

鹿
夢の中では、思いやりのあふれる鹿の同士。ところが現実は、二人は噛み合わない。それでも惹かれていく不思議さ。純粋なヒロイン。

食肉処理場では、屠殺されていく食肉牛。現実と幻想。
純粋な心。素直、まっすぐさがいい。
好きな人に合う。しかし現実は、うまくコミュニケーションできない。だから、妄想し、出来事を思い出しながら練習したり、触れ合いを別のもので試したりする。
そんな切ない気持ちもよく分かる。
次第に男女がつながっていく。一歩間違えば切れてしまうような細い糸を互いが紡ぐ。
そんな表現ができる映画ってすごいと感じました。

投稿者プロフィール

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天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。東京都市大学特任教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」著者に「IEC 61850を適用した電力ネットワーク- スマートグリッドを支える変電所自動化システム -」がある.ブログは映画感想を中心に書いている。
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