今日の日経1面の記事、「人口減最大37万人 9年連続減 生産人口6割切る」

生産人口とは15歳から64歳という定義であること。日本の総人口が9年連続で減っていること。その一方、外国人人口は過去最多の249万人。生産人口6割切った。
人生100年時代に突入。持続性社会、コンパクトシティ、成熟社会の実現に向けてやることを進めていくしかないのかな。

吉川先生の本
「人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長 」(中公新書) をこの4月の経済ゼミで取り上げたことを思い出す。

経済の発展には人口の増減には無関係。時代とともに経済は発展してきた。
「人口減少ペシミズム 悲観 主義)」 が行きすぎている。明治からの100年あまり日本人の人口と実質GDPの関連をみると両者にはほとんど関係はなく、経済成長の主因はイノベーションによる労働生産性の向上にあるので、人口減少局面にある今日においても人口減少ペシミズム(悲観主義)に陥ることはないとした。
経済成長率を規定するのは、人口の伸びよりも、人口以外の要素、吉川はそれをイノベーションだという。人口減少が経済成長率を下押しするように働くのは否定できないが、日本の高度成長期の経済成長率への寄与度を分析すると、
人口<人口以外
であった。経済成長率=労働力人口の伸び×労働生産性の伸び、に分解され、労働生産性の伸びは、資本蓄積×技術進歩(イノベーション)に分解される。イノベーションは、単に生産技術ではい。
『需要を増やす、つまり、消費者が欲しくなるような商品を生み出す「プロダクト・イノベーション」が重要であると。
需要飽和という成長の壁を突破するのは、プロダクト・イノベーションである。「需要飽和の法則」が不況をもたらす。

そうはいっても、そのイノベーションを起こすのが、非常に困難を伴うことも事実で、楽観できないのが現状。そんなことを考えました。

投稿者プロフィール

天雨 徹
天雨 徹
人財育成、技術系社員研修の専門家。名古屋工業大学客員准教授。博士(工学)。修士(経済学)。専門は「電力システムネットワーク論」
ブログでは日々の気づきを中心に書いている。
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